手すり取り付け費用、完全ガイド | 場所ごとの相場価格を紹介!

「手すりを取り付けたいけど、費用感がまったく分からない」

そんなお悩みをお持ちでしょうか?

階段、浴室、玄関の上がり框(かまち)…実は設置場所によって最適な形や素材、工事方法は異なり、そのぶん費用も変わってきます

本記事では、玄関・階段・廊下・浴室・トイレ・屋外など、手すりの製品代込みの取り付け相場価格を一覧化!
「自分の場合はいくらくらい?」がすぐわかる内容となっています。

ぜひ手すりの取り付け依頼前の参考にしてください。

この記事を読んでわかること
  • 設置場所別(玄関・階段・廊下・浴室・トイレ・屋外)の手すり費用相場
  • 手すり取り付け費用が変わる主な要因
  • 費用を抑える具体的な方法

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目次

手すり設置の重要性

家庭内での転倒事故は、玄関アプローチ階段や浴室など限られた場所で多発します。手すりがあれば動作が安定し、「つかまれる場所」が増えることで事故のリスクを大きく減らせます。

高齢になると筋力やバランス感覚がどうしても低下し、わずかな段差や滑りやすい床でも転倒しやすくなります。転倒は骨折や長期入院につながることもあり、その後の生活の質に大きく影響します。

手すりは小さな工事で日常の安全性を大きく向上させられる、効果の高い住まいの改善策と言えます。

適正な価格を知り、納得のいく依頼を

手すりの取り付け費用は、設置場所・形状・素材・工事方法によって大きく変わります。内訳を知ることは、適正な見積もりを判断し、納得のいく依頼をするための第一歩です。

相場を知らないまま依頼すると、必要以上に高額な工事を契約してしまったり、逆に安さだけで選んで機能や安全性が不足するケースもあります。費用と工事内容を事前に理解しておくことで、こうした失敗を避けられます。

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手すり取り付け相場 場所別一覧

手すりの取付費用には、材料費工事費がかかります。また場合によっては出張費・交通費廃材処分費・運搬費などがかかることもあります。

以下一覧は材料費と工事費の2つを合わせた費用相場となります。

設置場所費用相場(材料費+工事費)
屋外(玄関アプローチなど)6万〜18万円
玄関(屋内)2万〜5万円
階段(直階段)8万〜16万円
階段(L字・U字)9万〜17万円
居室2万〜8万円
廊下2万〜8万円
浴室2万〜8万円
トイレ2万〜8万円

以下一つ一つ詳細に説明をしていきます。

屋外(玄関アプローチなど)の手すり取り付け費用と内訳

相場:6万〜18万円(材料費+工事費込み)

屋外手すりの主な種類と価格帯

屋外は雨・紫外線・温度差の影響を受けやすく、室内用素材ではすぐに劣化してしまいます。耐久性が高い素材は初期費用はやや高めですが、長期的に見れば交換コストを抑えられます。

▼材料費の目安

  • ステンレス製:耐錆性が高く長寿命。6,000〜9,000円/m
  • アルミ製:軽量で施工しやすい。カラー展開豊富。4,000〜7,000円/m
  • 樹脂被覆タイプ(芯材アルミ+樹脂カバー):冬でも冷たくなりにくい。5,000〜8,000円/m
  • 木調アルミ:デザイン性と耐候性を両立。6,000〜10,000円/m

※支柱・金具は別途必要(支柱1本 3,000〜6,000円)

屋外設置に必要な工事内容と費用目安

専用工具で穴あけ

屋外手すりの工事費は、基礎固定・穴あけ・勾配調整などの施工工程が加わるため、室内より高くなる傾向があります。

支柱を埋め込むためのハツリ(削り)作業やアンカー固定が必要で、さらに勾配のあるアプローチでは高さを段階的に調整する作業が加わります。

▼工事費用の目安

  • 基礎固定(コンクリートアンカー):支柱1本あたり 2,000〜4,000円
  • 穴あけ+支柱設置:1本あたり 3,000〜5,000円
  • 勾配調整・高さ合わせ工賃:全体で 5,000〜15,000円
手すりの長さが長いほど、支柱工事が増えるため工賃も上がる傾向に

費用増減のポイント

屋外手すりの設置は費用が増減する要因が多い

同じ長さ・素材でも、設置条件次第で費用は大きく上下します。

段差の高さ、地面の素材、設置場所の広さ、周辺構造物との干渉などが工事の手間や必要部材を増やします。

費用が上がるケース

  • 勾配が急なアプローチ → 支柱間隔を短くするため支柱本数が増える(+5,000〜15,000円)
  • 地面がタイルや天然石 → 割れ防止加工や専用ドリル使用(+3,000〜8,000円)
  • 植栽やフェンスが近い → 設置位置調整や加工費(+5,000〜10,000円)

費用を抑える工夫

  • 長さを必要最低限に抑える
  • 素材をアルミや樹脂被覆にする
  • 他の工事(玄関リフォームなど)と同時施工して日当をまとめる

屋外手すりの費用は「現場条件×素材選び」で大きく変動します。見積もり時は必ず現場調査を行い、追加費用の有無を確認することが重要です

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玄関(屋内)の手すり取り付け費用と内訳

相場:2万〜5万円(材料費+工事費込み)

玄関・上がり框(かまち)用手すりの種類と価格帯

玄関や上がり框用の手すりは、立ち座りや段差昇降を補助できる形状が多く、部材価格は5,000〜30,000円程度が目安です。

玄関は段差の昇降が頻繁な場所であり、縦型(I型)やL型の手すりが多用されます。屋内なので耐候性よりも握りやすさやデザイン性が重視されます。

▼材料費の目安

  • 縦型(I型)木製・樹脂被覆タイプ:5,000〜10,000円
  • L型(縦+横)木製・樹脂被覆タイプ:10,000〜30,000円
  • 据え置き型(工事不要):10,000〜30,000円(ただし固定式より安定性は劣る)

※価格は部材のみ。工事費は別途。

玄関手すりは形状と機能で価格差が出ます。安全性を優先するなら、壁や床に固定するタイプを選ぶのが基本です。なお工事による固定無しで使えるものもあります。

▼【参考記事】工事不要で手すりの代わりになるもの11選

工事方法(壁固定/床固定)の違いによる費用差

画像引用:https://www.scrio.co.jp/c/tesuri-grip/genkan-handrail-grip/4870

工事費は壁固定が安く、床固定がやや高いのが一般的です。床固定は支柱設置や床材の加工が必要なため、手間と材料が増えます。

▼工事費用の目安

  • 壁固定(下地あり):工事費 10,000〜15,000円
  • 床固定(支柱タイプ):工事費 15,000〜25,000円
  • 下地補強が必要な場合:+5,000〜10,000円

玄関特有の追加費用がかかるケース

玄関では段差や狭さ、床材の種類によって追加費用が発生することがあります。

タイルや石材の床は穴あけや固定が難しく、割れ防止加工が必要です。また、框(かまち)の形状や壁の材質によっても加工費が変わります。

費用が上がるケース

  • タイルや石材への施工:+3,000〜8,000円
  • 下地が無い壁への補強板取り付け:+5,000〜10,000円
  • 高さや位置調整のための追加加工:+2,000〜5,000円

費用を抑える工夫

  • 下地補強不要の位置や方法で設置
  • 据え置き型や簡易設置型を検討
  • 他の工事(玄関リフォームなど)と同時施工して日当をまとめる

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階段(直階段)の手すり取り付け費用と内訳

相場:8万〜16万円(材料費+工事費込み)

直階段とは、途中で方向転換や踊り場を挟まず、まっすぐに上り下りする階段のことです。手すりも一直線に設置できるため、工事の難易度は比較的低めです。

階段用手すりの素材・形状と価格帯

階段用手すりは、握りやすさと強度を両立できる素材を使い、1mあたり5,000〜10,000円が部材価格の目安です。

階段は転倒リスクが高く、連続して握れる長さが必要です。強度・耐摩耗性・握りやすさのバランスが重要になります。

▼材料費の目安

  • 木製・樹脂被覆(室内用標準): 5,000〜8,000円/m
  • アルミ製(軽量・耐久性あり): 6,000〜9,000円/m
  • ステンレス製(高耐久・商業施設向け): 8,000〜12,000円/m

※支柱・ブラケットは別途:1個 1,000〜3,000円

階段長さ・段数による工事費用の変化

階段の長さが増えるほど部材費も工事費も増加します。直階段では1階分(13〜15段)で4.5〜5m程度が一般的です。

▼工事費用の目安

  • 1階分(4.5〜5m):工事費 4万〜7万円
  • 2階分(9〜10m):工事費 5万〜8万円

直階段でよくある追加工事と費用

階段の手すり取り付け工事で下地補強することは多い

下地補強や壁面仕上げによって追加費用が発生することがあります。柱に取り付けが出来ず下地材(合板)や補強板の追加が必要な場合があります。

費用が上がるケース

  • 下地補強(合板追加):+5,000〜10,000円
  • 壁面クロス補修:+3,000〜5,000円
  • 支柱タイプ設置(踏板固定):+1,000〜3,000円/支柱

費用を抑える工夫

  • 階段全体ではなく、必要区間のみ設置(例:上下5段ずつ)
  • 他の内装工事と同時依頼する

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階段(L字・U字)の手すり取り付け費用と内訳

相場:9万〜17万円(材料費+工事費込み)

L字階段は途中で90°、U字階段は180°方向転換する階段です。踊り場や曲がり部分があるため、手すりもコーナー部材や角度調整加工が必要になり、直階段より工事費はやや高めになります。

曲がり階段専用手すりの形状と価格帯

曲がり階段は専用のコーナー部材や加工が必要で、直階段より1〜2割高くなります。

▼材料費の目安

  • 木製・樹脂被覆:6,000〜9,000円/m
  • アルミ製:7,000〜10,000円/m
  • ステンレス製:9,000〜13,000円/m
  • コーナー部材:1個 3,000〜8,000円

部材単価は直階段と同等でも、コーナー部品と加工で総額は上がります。

曲がり部分の加工費・部材費

曲がり部分は現場加工費が加わり、職人の加工時間が増えるため直階段よりも工事費が高くなります。

▼L字階段の工事費用目安

  • 手すり長さが直線合計で約4.5〜5m+コーナー部分0.5〜1m程度になる
  • 工事費(コーナー加工・設置含む):5万〜8万円

▼U字階段の工事費用目安

  • 手すり長さが直線合計で約5.5〜6m+コーナー部分1〜1.5m程度になる
  • 工事費(コーナー加工・設置含む):6万〜9万円

曲がり部の数と手すり全長が、そのまま工事費に直結します。見積もり時は必ず階段全長とコーナー数を確認しましょう。

L字・U字階段でよくある追加工事と費用

L字・U字階段は、曲がり部分や踊り場形状の影響で追加工事が発生しやすく、その分費用が直階段より高くなります。

費用が上がるケース

  • 下地補強(コーナー・踊り場部分):+5,000〜10,000円/箇所
  • 踊り場への支柱追加:+1,000〜3,000円/本
  • 高さ調整や特殊形状加工:+2,000〜5,000円/箇所
  • 踊り場曲線対応の特注部材:+3,000〜6,000円/個
  • タイルや石材仕上げ面への施工(滑り防止加工込み):+3,000〜8,000円

費用を抑える工夫

  • 設置区間を必要最小限にする
  • コーナー部材は標準品を使用する
  • 補強工事が不要な設置面を選ぶ

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居室の手すり取り付け費用と内訳

相場:2万〜8万円(材料費+工事費込み)

居室の手すりは、ベッド周りや椅子の横、室内の移動経路に設置し、立ち座りや歩行を補助します。設置位置や用途によって縦型・横型・可動型などを選びます。

室内用手すり(縦型・横型・可動型)の価格帯

画像引用:https://tentouyobounavi.com/goods/1631

室内用手すりは形状や機能によって価格差があり、部材価格は5,000〜40,000円程度が目安です。
短い縦型は比較的安価ですが、横型や可動型は長さや可動部品の分だけ価格が上がります。

▼材料費の目安

  • 縦型(I型)木製・樹脂被覆:5,000〜10,000円
  • 横型(壁沿い設置)木製・樹脂被覆:6,000〜12,000円/m
  • 可動型・折りたたみ式:15,000〜20,000円

※ブラケットや補強板が必要な場合は別途費用が発生します。

▼工事費の目安

  • 居室の場合は長い距離の工事になることは少なく20,000~40,000円程度になることが多い

部分的な手すりや杖、歩行器の活用も

「ココに欲しい!」というところに手すりをつけるのが効果的

居室の場合は固定手すりより、歩行器や杖、置き型手すりのほうが良いケースがあります。普段の動線上にピッタリな手すりを付けることを意識しましょう。

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廊下の手すり取り付け費用と内訳

相場:相場:2万〜8万円(材料費+工事費込み)

廊下の手すりは、室内移動時の転倒防止や歩行補助として設置されます。長さが比較的長くなる傾向があり、1〜2mの短い区間から廊下全体(4〜5m以上)まで幅広く対応可能です。壁沿いに連続設置する場合が多く、素材や長さによって費用が大きく変わります。

廊下用手すりの素材・長さ別価格帯

廊下手すりは長さが工事費に直結するため、部材価格は1mあたり5,000〜9,000円が目安です。
ほぼ水平に取り付けるため、素材や長さで単価が決まり、加工費は比較的少なく済みます。ただし長さが長い場合、支柱やブラケットの数が増えます。

▼材料費の目安

  • 木製・樹脂被覆:5,000〜8,000円/m
  • アルミ製:6,000〜9,000円/m
  • ステンレス製:8,000〜11,000円/m

※ブラケット:1個 1,000〜2,000円、1mあたり2〜3個必要

廊下の長さが長いほど部材費が膨らむため、必要な範囲を見極めることが重要です。

工事費用の変動要因

連続設置は部材費だけでなく支柱やブラケットの数も増えるため、施工時間も長くなります。部分設置は必要箇所だけの取り付けで済むため、費用を抑えられます。

▼連続設置の工事費用目安

  • 連続設置(4〜5m):工事費20,000〜50,000円

▼部分設置の工事費用目安

  • 部分設置(2m以内):工事費 10,000〜30,000円

曲がり部の数と手すり全長が、そのまま工事費に直結します。見積もり時は必ず階段全長とコーナー数を確認しましょう。

廊下特有の追加工事と費用

廊下はドアや収納の干渉、下地の有無によって追加工事が発生します。開口部や家具との干渉が多く、手すりの高さ・位置を変えるための加工や補強が必要になる場合があります。

費用が上がるケース

  • 下地補強(合板追加):+5,000〜10,000円
  • 高さ変更や段差対応加工:+2,000〜5,000円/箇所
  • ドア・収納干渉回避用の短尺加工:+1,000〜3,000円/箇所

費用を抑える工夫

  • 必要な区間だけ部分設置にする
  • 下地のある面を選んで補強工事を省く
  • 支柱やブラケットの数を最小限に抑えられる位置に設置する

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浴室の手すり取り付け費用と内訳

相場:相場:2万〜8万円(材料費+工事費込み)

浴室の手すりは、浴槽の出入りや洗い場での立ち座り動作を補助し、滑りやすい環境での転倒防止に大きな効果があります。水や湿気に強い素材・施工方法が必須で、防錆・防水性を考慮した部材選びが費用に直結します。

浴室用手すり(吸盤式・固定式)の価格帯

浴室用手すりは、吸盤式と固定式で価格が大きく異なり、固定式は部材価格5,000〜15,000円程度が目安です。

吸盤式は安価で取り付け簡単ですが、強度や耐久性は固定式に劣ります。固定式は壁面素材に合わせた施工が必要で、工事費が加わります。

▼材料費の目安

  • 吸盤式(工事不要):3,000〜8,000円(部材のみ)
  • 固定式・縦型(30〜60cm):5,000〜10,000円
  • 固定式・横型(60〜90cm):8,000〜15,000円
  • L型(縦+横の組み合わせ):12,000〜18,000円

安全性を優先するなら固定式、短期利用や仮設目的なら吸盤式が選択肢になります。

浴室手すり取り付け工事費用

浴室手すりは防水性を確保するための施工が必要となり、取付部を防水シーリングで仕上げることが多いです。

▼工事費用目安

  • 基本工事費:10,000円~20,000円/箇所

浴室特有のよくある追加工事と費用

浴室壁の素材によって、施工の費用が変わります。

硬いタイルは専用ドリルや割れ防止の養生が必要で、樹脂パネルは強度確保のため補強板を使うことがあります。

費用が上がるケース

  • タイル面:+3,000〜8,000円/箇所
  • 樹脂パネル面(補強板あり):+5,000〜10,000円/箇所
  • モルタル下地:追加費用なし〜+2,000円程度

費用を抑える工夫

  • 吸盤式を活用し、必要な箇所だけ固定式にする
  • 壁下地がしっかりしている位置を選び、補強工事を不要にする
  • 他の浴室リフォーム(浴槽交換・壁パネル張替え)と同時に施工する

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トイレの手すり取り付け費用と内訳

相場:2万〜8万円(材料費+工事費込み)

トイレの手すりは、立ち座り動作や体の向きを変える際の支えとして重要です。設置位置や形状は利用者の身体状況に合わせて調整する必要があり、限られたスペースに安全性と使いやすさを両立させる工夫が求められます。

トイレ用手すり(固定式・可動式)の価格帯

トイレ用手すりは形状や可動機能の有無で価格が変わり、部材価格は5,000〜30,000円程度が目安です。

固定式はシンプルで安価ですが、介助や車椅子利用の場合は可動式や跳ね上げ式が便利で、部材価格が高くなります。

▼材料費の目安

  • 固定式(縦型・横型):5,000〜12,000円
  • L型(縦+横組み合わせ):10,000〜18,000円
  • 跳ね上げ式(可動タイプ):15,000〜30,000円

長期利用や介助を想定するなら可動式、シンプルな動作補助なら固定式がコスパに優れます。

トイレ手すり取り付け工事費用

限られた空間で適切な高さ・位置に手すりを設置するには、壁下地の有無や便器・収納との干渉を避ける加工が必要です。

▼工事費用目安

  • 基本工事費:10,000円~20,000円/箇所
  • 下地補強(合板追加):+5,000〜10,000円
  • 収納や紙巻器干渉による位置調整加工:+1,000〜3,000円

トイレ特有のよくある追加工事と費用

介護目的でのトイレ改修では、手すりだけでなく便座高さ変更や動線確保工事が加わり、費用が上がることがあります。

費用が上がるケース

  • 便座高さ変更:+10,000〜20,000円
  • ドア開口幅拡張:+20,000〜40,000円
  • 床段差解消:+10,000〜30,000円

介護仕様への改修は工事範囲が広がるため、手すり単体の工事と分けて見積もるのが安心です。

費用を抑える工夫

  • 固定式を選び、可動式は必要箇所のみ導入する
  • 下地のある位置に設置して補強工事を省く
  • 他の水回り工事(洗面所や浴室)と同時に依頼して諸経費をまとめる

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手すり取り付け費用の大事なポイントまとめ

手すりの取り付け費用は、同じ長さ・同じ場所でも条件によって変動します。以下の要因を理解しておくと、見積もりの妥当性を判断しやすくなります。

素材と形状

素材によって1mあたりの単価が異なります。
木製や樹脂被覆は5,000〜9,000円/m程度
アルミ製は6,000〜10,000円/m程度
ステンレス製は8,000〜13,000円/m程度が目安です。

さらに、L型や可動式は直線型よりも部材や加工費が高く、1箇所あたり2,000〜7,000円程度上がります。

設置環境と下地条件

石膏ボードやタイル、樹脂パネルなど下地が弱い場所では、補強や特殊施工が必要になります。
補強費は3,000〜10,000円程度が一般的です。逆に、下地がしっかりしている場所を選べば、この費用を節約できます。

工事規模と施工方法

設置する長さや箇所数が増えるほど費用は上がります。特に曲がり階段や高さ調整が必要な場所は工事が複雑になり、直線での設置よりも割高になります。

処分費などの諸経費

既存の手すりを撤去する場合、処分費が1本あたり2,000〜5,000円程度かかることがあります。

これらの要因を踏まえて見積もりを確認すれば、不要な追加費用を避けやすくなります。

費用を抑えるための具体的な方法

手すり取り付け費用は、工夫次第で数千円〜数万円節約できます。特に以下の3つの方法は、費用を抑えつつ安心・安全な施工を実現するために有効です。

1.地域の職人に直接依頼する

リフォーム会社や福祉用具業者を通さずに、地域の大工や職人に直接依頼することで、中間マージンを省き、工事費を抑えることが出来ます。

当社では手すり取り付けの実績がある大工さんが多数在籍しています。ぜひ一度当社にご相談ください。
ご利用無料で全国対応しておます!

2.介護保険の住宅改修制度を利用する

要介護(または要支援)の認定を受けていれば、介護保険を使って工事費の7〜9割が補助される「住宅改修制度」を利用できます。
上限は20万円(補助額は最大18万円)ですが、手すりの設置には十分な金額で、多くの方が利用しています。申請には事前の手続きが必要なので、ケアマネジャーや市区町村に早めに相談しておくと安心です。

なお、当社ではケアマネージャーさんと連携して全国で施工を行っております。もし介護保険住宅改修制度を利用して手すり取り付けを検討されている方は一度ご相談ください。

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過去の手すり取付事例

手すり設置工事は現地で採寸し正確なお見積りをお出しします。以下事例は目安としてご覧ください。

S様邸

設置個所浴室、階段、廊下、玄関
金額(作業費込)178,000円(税込)

M様邸

設置個所階段、玄関、廊下
金額(作業費込)187,000円(税込)

M様邸

設置個所屋外階段、玄関、廊下
金額(作業費込)157,300円(税込)

K様邸

設置個所玄関、廊下、居室
金額(作業費込)164,000円(税込)

W様邸

設置個所トイレ、浴室、廊下
金額(作業費込)101,200円(税込)

よくあるご質問

手すりの高さはどのくらいが目安ですか?

一般的に床から750mm前後を推奨しています。体格や動作に合わせて±50mm程度調整します。階段は段鼻から750〜800mmが目安です。

壁に下地がないと言われました。施工できますか?

補強板や合板を追加して固定するので大丈夫です。+5,000〜10,000円程度が目安。下地がある位置を選べば節約できます。

材料は何が一番コスパ良いでしょうか?

室内なら木製・樹脂被覆、屋外ならアルミ(木調アルミ含む)がバランスがいいです。ステンレスは高耐久ですが単価は上がります。

工事時間はどれくらいかかりますか?騒音や粉塵は大丈夫ですか?

1箇所あたり1〜2時間、直階段3〜4時間、L字・U字4〜6時間が目安です。下穴加工の音と粉塵は出ますが、養生と清掃で最小化します。

賃貸でも付けられますか?原状回復はできますか?

オーナー承諾が前提です。原状回復費が必要になる場合があります。代替として据え置き・突っ張り式を検討すると安心です。

介護保険はどう使えばいい?自己負担はいくらですか?

要支援・要介護認定で住宅改修が対象。上限20万円に対し1〜2割負担が一般的。事前申請と領収書の保存がポイントです。詳細は以下記事に記載しております。

まとめ|手すり取り付けで安全な暮らしを実現

手すりは、小さな工事で大きな安心を得られる住まいの改善策です。
玄関や階段、浴室、廊下、トイレなど、転倒リスクが高い場所に設置することで、日常動作が安定し、事故の予防につながります。

費用は設置場所や素材、工事方法によって大きく変わりますが、本記事で紹介した相場や費用内訳を把握しておけば、見積もりの妥当性を判断しやすくなります。
また、介護保険や当社サービス「日々のお困り解決隊リペルン」を活用すれば、品質を落とさずにコストを抑えることも可能です。

「いつか必要になるかも」ではなく、「安全のために今できること」を実行することが大切です。
早めの手すり設置で、毎日の暮らしをより快適で安心なものにしていきましょう。

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この記事を書いた人

元建材商社で営業・仕入れを経験し、その後LIFULL社で住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」の運営に携わってきました。業界の幅広い知識とデータ分析を活かし、暮らしに関わる情報をわかりやすくまとめて発信してます。住まいに関する疑問やお悩みを解決し、より良い暮らしをサポートすることを目指しています。

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