雨どいの水漏れ原因を特定!最適な補修・修理方法を徹底解説

「ポタ…ポタ…」
眠りにつこうと思ったら、どこからともなく水の音。
家の中、外と原因を探し回って見つけたのが雨どいからの水漏れでしたか?

長年お住まいのお家の場合この「雨どいからの水漏れ」実はよく起こることです。
雨どいからの水漏れと一言にいっても原因は様々。それによって対処方法も変わってきます。

今回は、雨どいの水漏れ原因の特定方法と状況別の適切な補修・修理方法をお伝え致します!自分で出来る方法から業者に頼むときのポイントまで網羅した内容なので、読み終わったら適切な行動を取って問題解決が必ず出来るようになります。

この記事を読んでわかること
  • 水漏れの原因を特定できる
  • 自分で修理する際の必要な道具ややり方がわかる
  • 業者に依頼するときの費用相場がわかる

ぜひ最後まで読まれてください!

目次

雨どいの水漏れ原因3選

雨樋から水がポタポタと垂れる原因は大きく分けて以下3つが原因となります。

落葉や砂などゴミが溜まって詰まる

落ち葉や木の枝、砂などが風に運ばれて雨どいに入ってしまうことがあります。はじめのうちは雨水と一緒に流れますが、落葉や砂の量が多かったりすると徐々に溜まって雨水の進路を完全に塞いでしまいます。例えば桜などの落葉広葉樹や竹林が近くにあるお家は注意が必要です。また海の近くも海風に乗って砂が溜まっていることがよくあります。落葉も砂も直接樋に入るのではなく一度屋根に当たり、サラサラと転がって雨どいの中に溜まっていきます。

継ぎ目(継ぎ手)に隙間がある

雨どいはいろんな部材をつなぎ合わせて設置されており、部材と部材をつなぐ箇所は接着剤を塗って固定しています。紫外線や雨風にさらされることで雨どいの部材の形が少しずつ変化し、接着部分に隙間ができて水漏れを起こします。

ゆがみや破損

雨樋は屋根の先端についていることもあり、風の影響を受けやすいです。経年劣化していたところを急な突風が吹き、部分的に飛ばされることがあります。ほかにも雪の重さにより雨樋が大きくゆがんでしまったり、物が飛んできて小さなヒビが入っていたりなどがあります。

原因の特定方法

雨どいは高所についているため上から覗いて原因を突き止めるということが難しいです。慣れていない人が高所作業をするのは大変危険なため、地上から原因を探る方法をご紹介します。

雨が上がってからも、しばらく水が落ちてくる

下から見たとき異常はないが、雨が止んだ後も水がポタポタと落ちてくる場合、雨どいにゴミが詰まっている可能性が高いです。雨が止んでから1時間~2時間後を目安に確認してみましょう。

この場合雨どいの掃除を実施するのが最適です。

隙間がないか探す

雨どいの接合部分(継ぎ手と呼ばれる)を中心に隙間がないかをチェックしましょう。その際太陽を背景にして探すと光が漏れている箇所が隙間になるので探しやすくなります。太陽を直接見ないように注意しながら確認しましょう。

隙間が見つかった場合は隙間を埋める修理や部分的な交換が最適です。

割れやゆがみを探す

割れやゆがみは見ればすぐわかると思います。上の写真は「突然雨どいが外れた!」と連絡があったお家に急行したときの写真です。こんなときはまずは割れたパーツを探して回収しましょう。風でどこかに飛んでいく可能性があります。また、家の外壁や屋根、車、ご近所さんの持ち物などに危害を与えていないかを早急に確認しましょう。

割れやゆがみに関しては、損傷の程度によりますが、部分的な交換かもしくは樋が廃盤となっている場合全取り換えが必要なケースもあります

自分で雨どいを直すことは可能?

雨どいの破損度合いや、劣化状況によっては自分で修理することも可能です。

安全に作業しましょう

大前提として雨どいは高所にあるためハシゴや脚立に登って作業する必要があります。そのため転落して怪我をしてしまうリスクがあります。作業をする際は必ず2人以上で行う、一階部分の雨どいだけにする(2階以上は業者に頼みましょう)、ヘルメットを着用するなど、安全性に十分留意した上で作業しましょう。

雨どい詰まりのなおし方

詰まりを解消するには「雨樋を掃除する」必要があります。

詰まりを取り除くために必要な道具

道具用途およその金額
剪定三脚安定した高所作業が可能40,000円~ (高さ300cm以上必須)
軍手手のケガ予防100円~
上から水を流す0円
トング集水器の奥のゴミなどを取る300円~
ヘルメット高所作業に必須1,000円~

当店では雨どい掃除や修理をご自身でする場合は「剪定三脚」をおススメしています。一般的なハシゴはちょっとした横揺れですぐに倒れてしまうため慣れていない人には扱いが難しいです。一方剪定三脚のデメリットとしてはそれなりに大きいので庭の面積が広くないとそもそも脚を広げられないということがあります。状況に合わせて選択されてください。

詰まりを取り除く手順

STEP
剪定三脚をしっかり地面に立てる

屋外の地面は見た目以上にボコボコしています。必ず水平になるようにしっかりと調整しましょう。高さが合わないときは板などをかませて高さを合わせます。

STEP
一人が脚を抑えた状態で登る

必ず2名以上で作業しましょう。ちょっとした揺れでバランスを崩すことがあります。

STEP
ゴミを取り除く

素手で触らずにトングや軍手をした状態で触りましょう。ゴミの中には尖ったものも混ざっており手をケガする恐れがあります。

STEP
水を上から流して確認

詰まりを取ったら水を流してみます。詰まらず流れたら完了です。ゆっくりと地面に降りましょう。

雨どい隙間のなおし方

隙間を塞ぐに以下のような道具を使います。

隙間を埋めるために必要な道具

道具用途およその金額
剪定三脚安定した高所作業が可能40,000円~ (高さ300cm以上必須)
補修テープ穴をふさぐ500円~
コーキング穴をふさぐ800円~
コーキング用ヘラコーキングをのばして平らにする500円~
ヘルメット高所作業に必須1,000円~

当店ではご自身で雨どいの隙間を埋める場合は「補修テープ」をおススメしております。コーキングは初めての場合は使い方が良くわからず塗りすぎてしまい、段差が出来て逆に水の流れを悪くしてしまうことがあります。ただし雨樋修理用テープは防水ではありますが経年劣化により剥がれることがよくあります。数年に一度は貼りなおす必要があるためご理解頂いて使用する必要があります。

穴を塞ぐ手順

STEP
剪定三脚をしっかり地面に立てる

屋外の地面は見た目以上にボコボコしています。必ず水平になるようにしっかりと調整しましょう。高さが合わないときは板などをかませて高さを合わせます。

STEP
一人が脚を抑えた状態で登る

必ず2名以上で作業しましょう。ちょっとした揺れでバランスを崩すことがあります。

STEP
補修テープ、またはコーキングで隙間を埋める

補修テープ、コーキングともに段差が出来ないように平らになるように施工します。段差が出来ると水が上手く流れなくなり詰まりの原因となります。

STEP
水を流して漏れていないかを確認する

見た目だけでは分からないので水を流して確認します。水漏れなく流れたら完了です。ゆっくりと地面に降りましょう。

ゆがみや破損のなおし方

補修テープやコーキングでは修理できないような大きな穴や、雨どい自体が外れて落ちてしまったなどの修理は基本的に交換での対応となります。

雨どい交換に必要な道具

道具用途およその金額
剪定三脚安定した高所作業が可能40,000円~ (高さ300cm以上必須)
破損箇所と同じ樋同じ品番でないとズレて漏れることも1500円~/m
取付金具建物と樋をつなぐ300円~/個
電動ドライバービスを打つ6,000円~
ヘルメット高所作業に必須1,000円~

「同じ品番の樋」というのが大事です。少しでもズレがあると結局そのズレから水が漏れだしてきます。
半円型の樋であればホームセンターで簡単に手に入りますが、角型の樋はホームセンターではほとんど取り扱いがないです。これらは建材の問屋に頼んで、メーカーから直で仕入れる必要があります。樋の側面に品番の印字がされているケースがほとんどなので、その型番を注文するようにしましょう。ただし注意点があって、同じ品番でも年式によって若干型が変わっていてハマらないこともあります。こういったことから交換に関してはプロに一任することを当店ではおススメしています。

雨樋交換の手順

STEP
剪定三脚をしっかり地面に立てる

屋外の地面は見た目以上にボコボコしています。必ず水平になるようにしっかりと調整しましょう。高さが合わないときは板などをかませて高さを合わせます。

STEP
一人が脚を抑えた状態で登る

必ず2名以上で作業しましょう。ちょっとした揺れでバランスを崩すことがあります。

STEP
既存の取付金具と樋を外す

再利用できる際は再利用しましょう。

STEP
新しい取付金具と樋をつける

既存の取付金具のあった位置から2~3cm横にビスを打ちます(同じ穴を使うと強度が落ちる)。樋を取り付けて完了です。ゆっくりと地上に降りましょう。

業者に依頼したほうが良いケース

雨どいの掃除や修理を業者に依頼したほうがよいケースは、主に3つあります。

2階以上の雨どいの場合

2階以上の作業となる場合は業者に相談しましょう。毎年屋根からの落下事故は報告されており、慣れていない人がすると大けがでは済まない事故に繋がります。

交換を伴う修理の場合

交換を伴う修理の場合も業者に相談することをおススメしております。理由は3点あります。

  • 部分的な交換であっても足場がないと危険
  • 接合部分をしっかり固定する技術が必要
  • 樋の形が既存のものと同じかどうか素人では判断できない

慣れていない人が交換を行うにはあまりにもリスクが高すぎます。そのため交換が必要な修理の場合はまずは業者に相談しましょう。

手間なく確実に直したい場合

どうしても素人が行うと仕上りが悪く、またすぐに雨どいから水がポタポタ落ちてきます。一時的な費用の節約を優先するより業者に頼んだほうが長い目で見たとき得策であるケースが大半です。

業者に依頼するときの費用相場

お家の状況によって差はありますが、業者に依頼するときの相場感をお伝えします。

作業内容費用相場(税込)備考
雨どいの掃除10,000円~55,000円足場使用無し
雨どいの隙間修理10,000円~33,000円足場使用無し
雨どいの部分交換10,000円~220,000円足場を使うケースも
雨どいの全部交換250,000円~550,000円足場は必須

雨どいの掃除や隙間の修理であれば足場を使わないで出来ることが多いので、そこまでの費用はかかりません。一方交換となるとほとんどのケースで足場を組んだ作業となります。どのみち足場を組むならと外壁の修繕や屋根の葺き替え工事を同時に検討される方もいらっしゃいます。お客様のケースに合わせて検討されてください。

当店の事例紹介

実際に当店で施工した事例を写真・料金と合わせてご紹介します。

事例1:雨どい掃除

こちらは宮大工さんが建てた大きな平屋のお家で、「全体的に雨どいが詰まっていて、掃除をしてほしい」とお電話いただきました。今まではご主人が登って掃除をされていたそうなのですが、高齢で登るのが危なくなったとのことで当店に依頼いただきました。

料金:20,000円(税込)

内訳

項目金額(税込)
作業員費12,000円
高所作業費8,000円

事例2:雨どい交換

「気付いたら雨どいがごっそり外れている」とご連絡頂きました。角型の雨どいだったのでメーカーから取り寄せとなり、作業まで2週間ばかりお時間を頂いてしまいましたが無事交換が完了いたしました。

料金:163,900円(税込)

内訳

項目金額(税込)
作業員費22,000円
高所作業費9,900円
足場費(作業員費含む)82,500円
部材費44,000円
機材使用費5,500円

優良な雨どい業者の見つけ方

雨どいの掃除や修理を行う会社は多くいます。その中でも優良な企業を見つけるポイントをご紹介します。

実績をホームページやSNSで定期的に発信している

「当社にお任せ下さい」と言われても実績が無ければ大丈夫かな?と不安になります。実績をホームページやSNSで定期的に発信している業者であればある程度信頼性が担保されるはずです。

かかった料金を内訳と共に記載している

事例についての料金の記載がされているかもポイントです。もちろんその料金が自分のお家でも適用されるとは限りませんが、一定の目安になります。内訳まで記載されていると更に信頼感が増すのではないでしょうか。

見積が無料である

無料見積りは業者が透明な価格設定を行っていることの指標になります。隠れた費用がないかどうかの初期的な判断基準にもなり得ます。業者が無料見積りを提供することは、顧客に対する信頼性とサービスへの自信を示す行為と考えられます。

まとめ:雨どいからの水漏れを直すために

ポタポタと雨どいから水が漏れて眠れない、、水漏れの原因は「詰まり」「隙間」「割れやゆがみ」およそこの3つになります。ご自身でも修理をすることは出来ますが、高所作業で危険が伴うため、当店としてはプロの力を借りることをおススメしております。業者を選ぶ際は優良な業者を慎重に選ぶことが重要です。しっかり見積を取り、良い業者にお願いをしましょう!

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雨どいの水漏れに困ったらお気軽に電話・メールにてお問い合わせください。

サービスの詳細は以下をご覧ください。

詰まりを解消したい方は「雨どい掃除」をご依頼ください。

雨樋の隙間を埋めたり、交換をしたい方は「雨どい修理」をご依頼下さい。

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この記事を書いた人

元建材商社で営業・仕入れを経験し、その後LIFULL社で住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」の運営に携わってきました。業界の幅広い知識とデータ分析を活かし、暮らしに関わる情報をわかりやすくまとめて発信してます。住まいに関する疑問やお悩みを解決し、より良い暮らしをサポートすることを目指しています。

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