家がボロボロだけど修繕のお金が無い…お金をかけず快適な住まいにする方法

天井からの雨漏り、床のきしみ、壁のひび割れ――。

長年見て見ぬふりをしてきたお家の傷みも、ついに我慢の限界に達する時があります。
しかし、修繕したくても資金がなく、どこから手をつければいいのか分からず途方に暮れてしまう方も少なくありません。

本記事では、火災保険や自治体の補助金といった資金調達方法に加え、段階的修繕の進め方やクラウドファンディング・地域コミュニティの活用など、他にはない解決策もご紹介します。

さらに、相談窓口や情報共有コミュニティも明記し、読み終えたときには「お金がなくても今すぐ始められる現実的な一歩」が見つかるはずです。ぜひ最後まで読まれてください!

この記事を読んでわかること
  • 資金調達の基本ルートと、それぞれの特徴
  • 段階的に修理をしていく考え方
  • 今日からできる具体的な第一歩の見つけ方

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目次

老朽化したボロボロの家を直すのにかかる費用

築年数が経った家を修繕する場合、外観だけでなく内部構造まで劣化していることが多く、大掛かりなリフォームが必要になるケースがほとんどです。特に築40年以上の物件では、戸建てなら外装・内装のフルリフォーム、マンションでも内装の全面改修を行うことが一般的です。

ここでは、築40年の物件を例にしたリフォーム費用の目安を、戸建てとマンションのケース別にご紹介します。

築古戸建てのフルリフォーム費用

築40年の戸建てをフルリフォームする場合、おおよそ500〜2,000万円が相場です。
外装・内装ともに手を入れる必要があり、工事範囲や使用する素材によって費用は大きく変動します。

外装工事の費用相場

工事内容費用相場
外壁リフォーム50〜400万円
屋根リフォーム50〜400万円
耐震改修30〜250万円
断熱改修(壁・床・天井)0.5〜3万円/㎡
断熱改修(窓)10〜30万円

外装は見た目だけでなく、耐久性・断熱性・耐震性にも直結します。

内装工事の費用相場

工事内容費用相場
キッチン交換50〜150万円
浴室交換(在来 → ユニットバス)100〜200万円
浴室交換(ユニットバス同士)50〜200万円
トイレ交換(洋式 → 洋式)15〜60万円
トイレ交換(和式 → 洋式)20〜70万円
クロスの張り替え1,000〜2,000円/㎡
フローリングの張り替え2,500〜5,000円/㎡
クッションフロアの張り替え1,500〜4,000円/㎡
畳の交換7,000〜12,000円/畳
間取り変更30〜350万円

内装は生活の快適さに直結します。特に水回り(キッチン・浴室・トイレ)は費用がかかりますが、省エネ設備やバリアフリー化も同時に検討すると将来的な満足度が高まります。

築古マンションのフルリフォーム費用

マンションの場合、構造部分は共用部となるため外装工事は不要ですが、

内装のフルリフォーム費用は300〜1,000万円程度が目安です。
水回りや床・壁・天井のリフォームが中心となり、間取り変更や配管交換を行うと費用は上がります。

想像以上にかかるお家の修繕費

築古の家を直す費用は、想像より高額になることが多いものです。
「直したいけれど、この金額はすぐには用意できない…」と感じた方も多いと思います。

しかしここで諦めないでください!

返済不要で利用できる制度や、すぐに着手できる資金づくりの方法は存在します。
次の章では、まず確認すべき公的制度や支援、そしてお金を生み出す具体的な手段をご紹介します。

まず確認すべき、お家の修繕費調達の基本

お金がない状態で家の修繕を考えるとき、いきなりローンや借入を検討する方も多いですが、まずは返済不要で使える資金源から確認することが重要です。

火災保険や自治体の補助金など、すでに利用資格がある制度を知らないまま諦めているケースは少なくありません
ここでは、修繕資金を確保するための最初の3つの手法を解説いたします。

1.火災保険の災害補償を確認

火災保険は、名称に火災とあるので火事に関連する災害しか補償されないと考えている方が多いですが、上の図の通り多くの災害や事故に対応してます

例えば外壁や屋根、雨樋などが台風により損傷を受けたと保険会社から判断されると、ご契約されている保険内容によりますが修理費用の全額や半額の保険金が支払われます。

必ずご自宅の修繕に当てはまるものがないか、確認をしましょう!

具体的手順

STEP
保険証券または契約内容を確認

詳細は契約している保険会社のカスタマーサポートで確認できます。保険者番号が必要ですので保険証券を手元に置いてお電話しましょう。

STEP
提出資料の準備

施工業者の見積書や写真が必要なケースがほとんどのため、ここで業者に見積依頼をします。その際保険申請に慣れている業者を選びましょう。当社では保険申請に慣れた職人をご紹介することも出来ますのでご相談ください。

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STEP
保険金が実際に振り込まれて作業

基本的には保険金が振り込まれて作業実施を推奨しています。振り込みまで数週間かかることがほとんどです。

業者や職人さんに修理を依頼する前に、必ず保険適用になるかどうかをチェックしましょう!

2.自治体の補助金・助成金(耐震、省エネ、バリアフリー)

次に確認したいのが、自治体による補助金・助成金制度です。特に築年数が経過した家では、耐震改修、省エネリフォーム、バリアフリー改修が対象となることが多く、まとまった支援が受けられる可能性があります。

たとえば、耐震診断や耐震補強工事、断熱窓の設置や高効率給湯器の導入、手すり設置や段差解消といった改修工事が対象になります。

具体的な探し方

調べ方はシンプルで、「お住いの市区町村名」+「住宅改修 補助金」「耐震 改修 補助金」などと検索してみましょう。市区町村の公式ページが出てきて、詳細が載っております。ただ文章を見ても分からないということもあると思うので、その際は直接役所の建築課や住宅政策課に問い合わせても詳しい情報を得られます。

さらに、自治体独自のものだけでなく、国の制度(例:こどもエコすまい支援事業)も併せて確認することが大切です。

注意点として、工事前に申請が必要なケースがほとんどであること、そして予算枠に限りがあるため早めの行動が重要という点があります。

3.NPO・社協の緊急修繕支援制度

NPOや社会福祉協議会(社協)による支援制度も頼りになります。これらは経済的に困難を抱える世帯や、高齢者・障害者のいる世帯を中心に利用できる制度で、知っておくと心強い味方となります。

社協では、生活福祉資金貸付制度(低利または無利子)や、生活再建を目的とした緊急小口資金を取り扱っており、緊急時に少額の資金を調達することが可能です。

また、地域のNPOやボランティア団体では、災害被害後の無償修繕活動や、高齢者世帯向けに材料費のみで修繕を行う支援などを行っているケースもあります。

具体的な探し方

探し方としては、まず市区町村の社会福祉協議会へ相談することから始めましょう。

インターネットで「住宅 修繕 NPO + 地域名」と検索しても地域に根差した団体が見つかることがあります。また、地域包括支援センターでも関連する情報を得られます。

具体例として、高齢者世帯で浴室の床が破損し利用が危険な状態だったケースで、地域のNPOが材料費を負担し、施工を行った事例があります。このように、経済的な事情で修繕を諦めかけていた家庭でも、支援制度を活用することで住まいを安全に保てる可能性があります。

自分で資金をつくる

公的制度や保険を確認しても、思った以上に資金が足りないケースは少なくありません。そのときに重要になるのが、自分自身の工夫で資金を生み出す方法です。

修繕費用は数十万〜数百万円にのぼることもあり、一度に全額を外部に頼るのは難しい場合もあります。しかし、日常の中でお金を捻出できる工夫を積み重ねれば、必要な修繕費の一部を自力で用意することが可能です。

たとえば家の中に眠っている不用品を売却すれば、数万円単位の現金をつくれるケースもあります。また、副業や短期アルバイトを組み合わせれば、まとまった費用を効率よく確保できます。

外部からの支援とあわせて「自分で資金をつくる努力」を加えることで、修繕実現への道筋はぐっと近づくのです。次に、その具体的な方法を見ていきましょう。

不用品販売で資金をつくる

修繕資金を確保する最初の一歩として効果的なのが、不用品の販売です。

家の中には意外と現金化できるモノが眠っています。特にブランド品やまだ新しい家電は高値で売れる可能性があり、短期間でまとまった資金を得やすい手段です。

メルカリやラクマといったフリマアプリ、リサイクルショップを活用すれば、衣類や家具、書籍など幅広い不用品を簡単に売却できます。たとえば使わなくなった音響機器、カメラなどを出品しただけで、数万円単位の資金になるケースも珍しくありません。

「捨てようかな」と思っていたものがお金に変わる可能性があります。まずは身近な不用品を整理し、現金化することから修繕資金づくりを始めましょう。

短期の副収入で資金を補う

修繕資金をすぐに用意したいときは、短期的なアルバイトや日雇いの仕事が有効です。

最近は多くの業界で人手不足が続いており、単発・短期の募集が豊富にあります。そのため、未経験でも気軽に始められる案件が増えているのが特徴です。

特に近年は、タイミーシェアフルといった単発バイトアプリを利用することで、数時間から働ける仕事を簡単に見つけられます。飲食店のホールスタッフ、倉庫内作業、イベントスタッフなど、隙間時間に働ける案件が多く、スマホで応募から勤務まで完結できる点もメリットです。

また、これらの仕事の中には即日現金支給や、アプリを通じてその日のうちに報酬が振り込まれる仕組みもあり、急ぎで資金が必要なときには大きな助けとなります。

短期的な副収入を活用すれば、無理のない範囲で数千円〜数万円をすぐに確保でき、修繕費用の足しとして現実的に役立てることができるのです。

地域コミュニティ・クラウドファンディングの活用

資金調達というと「自分で何とかしなければ」と考えがちですが、実は地域や社会に目を向けることで思いがけない支援を得られる場合があります。

町内会や地域団体を通じた助け合いはもちろん、インターネットを活用すればクラウドファンディングで全国から支援を集めることも可能です。

ここでは、身近な人とのつながり社会全体の協力という二つの視点から、修繕資金を確保する方法を解説していきます。

町内会や地域活動での助け合い

お金がなくても、地域コミュニティを頼ることで修繕を進められる場合があります。

町内会や自治会、地域活動団体には、共同で暮らしを支える仕組みやネットワークがあります。特に高齢者や子育て世帯の支援に積極的な地域では、材料費だけで人手を提供してくれるボランティア活動も存在します。

  • 町内会で「屋根の修理を手伝ってほしい」と声をかけたところ、大工経験のある住民が協力してくれたケース
  • 自治体が後援する「地域住宅修繕サポート事業」を通じて、低価格で工事を依頼できた事例
  • ボランティア団体が高齢者宅の段差解消や手すり設置をサポート

「お金がないから無理」と思う前に、地域の人たちに相談してみることが大切です。身近な助け合いが、予想以上に力強い支えになるかもしれません。

クラウドファンディングの活用

修繕資金を集める方法のひとつに「クラウドファンディング」があります。

クラウドファンディングとは、インターネット上で自分の事情や困りごとを伝え、たくさんの人から少しずつお金を支援してもらう仕組みです。イメージとしては「全国に向けた寄付のお願い掲示板」のようなもので、1人ひとりの支援は小額でも、多くの人が協力することで大きな資金になるのです。

最近は地域の再生や困っている人を応援したいという気持ちから、この仕組みに参加する人が増えており、共感を得られるストーリーであれば支援が集まりやすくなっています。

実際に「台風で屋根が壊れた家を修繕したい」と発信した家庭に、全国から寄付が集まり修繕が実現した例があります。また、古民家を地域交流の場にしたいという取り組みでは、数百万円規模の支援が集まったこともあります。

クラウドファンディングは、単なる資金集めにとどまらず、応援してくれる人とのつながりも生まれます。家の修繕を「地域の未来につなげる取り組み」として発信すれば、多くの人に協力してもらえる可能性が広がります。

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長期視点の“段階的修繕”戦略

「修繕には数百万円かかる」と聞くと、どうしても資金面で諦めてしまいがちです。しかし、すべてを一度に直す必要はありません。
段階的に、優先順位をつけて少しずつ修繕していく戦略をとれば、資金の負担を分散し、現実的に住まいを改善していくことが可能です。ここでは、その具体的な進め方を解説します。

緊急性の高い箇所から優先修繕

まずは「生活や安全に直結する部分」から手をつけるのが鉄則です。

雨漏りや床の抜けそうな箇所などを放置すると、修繕費がさらに膨らむだけでなく、生活に危険が及びます。

  • 屋根の破損や雨漏り → 放置すると柱や梁まで腐食
  • 床の沈みやきしみ → 転倒事故や構造体の劣化につながる
  • 水回りの劣化 → 漏水やカビの原因に

これらは10万円~は最低でもかかってはしまいますが、工事はおよそ1日以内で完了しますし、一度に数百万円出すのに比べると家計への負担は分散されます。

最低限の安全と生活環境を守り、徐々に工事個所を増やしていくのが現実的です。

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数年計画で徐々に改修

数年かけて計画的に直していくのは現実的なやり方です。

一度に全額を準備するのは困難でも、数年に分ければ資金を確保しながら進めやすくなります。

  • 1年目:屋根と外壁を修繕
  • 2年目:浴室とトイレを改修
  • 3年目:断熱工事や内装を少しずつ整える など

こうして段階的に進めれば、無理なく家全体をリニューアルできます。また、補助金や助成金の申請も複数年に分けて活用できる可能性が高まります。

「全部を一度に直す」ではなく、「数年単位で少しずつ進める」ことが、現実的かつ持続可能な修繕の方法です。

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まとめ

  1. まず確認すること
  • 火災保険 → 台風や雨漏りも対象になるケースあり
  • 自治体の補助金 → 耐震、省エネ、バリアフリー工事など
  • NPO・社協 → 緊急小口資金やボランティア修繕
  1. 自分でできる資金づくり
  • 不用品を売る(家電・ブランド品・家具など)
  • 短期バイトや日雇い → アプリで即日現金も可能
  1. 地域や社会の力を借りる
  • 町内会や地域ボランティアに相談
  • クラウドファンディングで全国から寄付を募る
  1. 修繕の進め方
  • 危険な場所から優先して直す(屋根・床・水回り)
  • 数年かけて少しずつ改修していく

これらを活用しながら修繕を進めていくと、費用を抑えながら快適な暮らしを手に入れることが出来るはずです!

よくある質問

火災保険は何年も前の被害でも申請できますか?

原則として「被害から3年以内」であれば申請できるケースが多いです。ただし保険会社や契約内容によって異なるため、まずは保険会社に確認しましょう。

自治体の補助金は誰でも使えるのですか?

所得制限がある制度や、高齢者・子育て世帯など対象が限定されるものもあります。まずは市区町村の公式サイトで制度一覧を確認し、不明点は役所の住宅政策課や建築課に問い合わせるのが確実です。

不用品を売るなら、どこが一番高く売れますか?

ブランド品や家電はフリマアプリ(メルカリ・ラクマ)が高値になりやすく、家具やまとめ売りはリサイクルショップのほうがスムーズです。急ぎで現金化したい場合は出張買取サービスも選択肢です。

短期バイトは本当に即日でお金がもらえるの?

タイミーやシェアフルなどのアプリでは、その日の勤務終了後にアプリを通じて即日振り込まれる案件があります。ただし一部は翌日以降の振込になる場合もあるため、求人情報の「支払い条件」を確認しましょう。

クラウドファンディングって本当に個人の家修繕でも使えるの?

可能です。災害で壊れた家の修繕や、古民家再生など個人が立ち上げた事例もあります。ポイントは「なぜ修繕が必要か」「直した後どう活用したいか」をストーリーとして伝えることです。

段階的修繕はどのくらいのスパンで考えればいい?

まずは1〜3年ごとの計画を立てるのがおすすめです。緊急性の高い屋根や床を最優先にして、浴室・トイレなどの水回り、最後に断熱や内装を整えるという流れが現実的です。

過去の工事事例

工事内容雨どい清掃
税込総額20,000円(税込)

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-屋根板金交換-
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税込総額380,000円(税込)

※リフォーム費用は施工当時の価格です。現在とは異なる場合があります。

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この記事を書いた人

元建材商社で営業・仕入れを経験し、その後LIFULL社で住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」の運営に携わってきました。業界の幅広い知識とデータ分析を活かし、暮らしに関わる情報をわかりやすくまとめて発信してます。住まいに関する疑問やお悩みを解決し、より良い暮らしをサポートすることを目指しています。

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