門扉の修理は出来る?トラブル別の修理方法と業者の費用相場を解説

「最近開きにくくなった…」
「塗装が剥げてボロボロ…」

毎日使う門扉が不調になると、思った以上にストレスを感じるものです。

住宅の玄関を守る門扉は、家族の安全とプライバシーを守る重要な存在です。
しかし、長年の使用や雨風・湿気などの影響によって、ヒンジのゆるみや柱の傾き、錠前の故障など、さまざまなトラブルが起きやすくなります。

この記事では、「門扉が壊れたとき、どうすればいいのか?」という疑問を中心に、トラブルの原因・依頼先の選び方・修理費用の目安までわかりやすく解説します。

この記事を読んでわかること
  • トラブル内容別に頼むべき職人・業者の種類
  • 修理を依頼する流れと費用の目安
  • 信頼できる業者を選ぶためのチェックリスト

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目次

門扉(もんぴ)とは

門扉(もんぴ)は、家の印象を決める「顔」であり、同時に家族の安全とプライバシーを守る重要な設備です。
外からの侵入を防ぎ、家の中と外を隔てる“境界線”の役割を果たします。

門扉があることで、通りからの視線を遮り、ペットや子どもの飛び出しを防ぐことができます。また、きちんと閉まる門は「この家は管理されている」という印象を与え、防犯効果を高めます。

門扉によくあるトラブルと修理方法

門扉の不具合は、日常のちょっとした違和感から始まることが多いもの。「少し重いな」「閉まりが悪いな」と感じたら、早めの点検が大切です。ここでは、実際によくあるトラブルと修理方法を解説致します。

開閉が重い・動かない

扉の開閉が重くなったり、途中で止まったりする場合は、ヒンジ(蝶番)や支柱のゆるみ・サビが原因の可能性が高いです。

門扉は毎日の開け閉めで金具部分に負担がかかるため、時間とともに摩耗やサビが発生します。
特に雨風にさらされる屋外では、ヒンジ部分の動きが悪くなりやすく、サビついた箇所が固着してしまうこともあります。

ヒンジの締め直しや交換で改善することが多いですが、無理に開閉を続けると金具や柱を破損することもあります。

引き戸タイプ(スライド式)の門扉が動かない

スライド式(引き戸)やアコーディオン門扉が動かない場合、戸車(とぐるま)の外れや破損が多く見られます。

レール部分にゴミや砂が詰まったり、戸車の軸が摩耗してレールから外れることで、扉がスムーズに動かなくなります。アルミ製・軽量タイプでも長年の使用で戸車のベアリングが劣化します。

戸車交換やレール清掃で改善できますが、部品の規格がメーカーごとに異なるため、専門業者による確認が必要です。

錠前が回らない・閉まらない

鍵が回らない、しっかり閉まらない場合は、錠前内部のサビ・汚れ・劣化が原因です。

屋外の錠前は湿気や砂ぼこりが入り込みやすく、内部でサビが発生します。また、鍵穴に油を差しすぎるとホコリを呼び込み、かえって動きが悪化することもあります。無理に鍵を回すと、シリンダー内部が破損し交換が必要になります。

軽度のサビなら清掃で直せますが、内部破損は交換が必要です。鍵屋(鍵師)に依頼すれば、防犯性の高い錠前への交換も可能です。

本体がぐらつく・外れかけている

門扉全体が揺れる・外れそうな場合は、支持金具や溶接部の劣化が原因です。

長期間の使用や衝撃で固定ボルトが緩み、溶接部分が割れることがあります。特にスチール製は内部のサビが進行しやすく、見た目以上に強度が落ちているケースも。

応急処置では再発リスクが高いため、金具の交換や再溶接が必要です。放置すると倒壊や事故につながる危険があります。

塗装がボロボロと剥げてくる

門扉の塗装が剥がれてきた場合は、紫外線・雨風・経年劣化による塗膜の劣化が原因です。

特に南向きや日当たりの良い場所では、紫外線によって塗装が分解され、表面が粉っぽくなったり剥がれ落ちたりします。金属部分が露出すると、そこからサビが広がるため注意が必要です。

見た目の問題にとどまらず、鉄製門扉の場合は防錆効果の低下にもつながります。ケレン作業(サビ落とし)+再塗装を行えば、耐久性を大きく回復できます。

DIYでできること

門扉の軽微な不具合なら、自分で応急的に対応できるケースもあります。
ただし、構造部分に手を出すと事故や破損につながるリスクが高いため注意が必要です。

ヒンジ・肘壺(ひじつぼ)を締め直す

扉のがたつき開閉の重さが気になる場合、まずはヒンジや肘壺(蝶番のような金具)のネジを締め直してみましょう。

肘壺とは、門扉と柱を固定し、扉がスムーズに動くよう支える「つぼ状の金具」です。製品によっては「ヒンジ」や「調整金具」と呼ばれることもあります。

日常の開け閉めによって、これらのネジが少しずつ緩んでいることが多く、ドライバーで軽く締め直すだけで扉のがたつきが改善することもあります。

扉を開け閉めしながら、上下左右のバランスを確認し、一番スムーズに動く位置でネジを調整すると効果的です。

鍵の不具合はエアダスターで清掃

鍵が回りにくい、引っかかるといった場合は、まずエアダスターで鍵穴内部のゴミやホコリを吹き飛ばしてみましょう。

鍵穴専用のエアダスターが理想ですが、PC掃除用などの一般的なタイプでも問題ありません。

清掃後に軽く潤滑剤を差し、鍵の動作を確認します。それでも改善しない場合は、錠前内部の劣化が進んでいる可能性があります。

DIYではやめた方がいいこと(プロに任せるべきこと)

一見「自分でもできそう」と思えても、門扉は構造が複雑で重量もあるため、安易に手を出すとケガや破損のリスクが高い作業が多くあります。以下のような作業は、必ず専門の職人に依頼しましょう。

ヒンジ交換・支柱の再調整

ヒンジ部分は門扉の重さを支える重要な構造部です。誤った取り付けや位置ズレがあると、扉の開閉バランスが崩れ、最悪の場合は門扉が外れて転倒する危険もあります。

柱の補修・モルタル再施工

門扉の支柱が傾いている場合、根元のモルタルや地盤が沈下している可能性があります。DIYで表面だけ固めても根本的な解決にはならず、むしろ無理な補修でさらに傾きを悪化させることもあります。

溶接・金属補修

鉄製門扉や金具の劣化を溶接で直そうとするのも危険です。高温作業で金属が変形したり、塗装が焦げたりするほか、火傷や火災のリスクも伴います。

錠前の分解・無理な修理

鍵が回らないときに、ドライバーなどでこじ開けるのは絶対にNGです。内部ピンが破損し、鍵穴ごと交換が必要になることもあります。

門扉修理はどの業者に頼むのがお得なの?

一口に門扉修理といっても、内容によって対応する職人は異なります。
大きな現場では外構業者やリフォーム会社が全体を取りまとめ、それぞれの専門職人に振り分けて工事を進めます。

ただし、この体制では管理費や外注費といった中間コストが発生するのが一般的です。
そのため、「門の動きが重い」「鍵が回らない」など小規模な修理であれば、専門職人に直接依頼する方が早く、費用も抑えられる傾向にあります。

トラブル内容別・最適な依頼先一覧

トラブル内容業者・職人理由・特徴
開閉が重い・動かない外構業者、大工ヒンジや支柱の調整・交換に対応
引き戸タイプ(スライド式)が動かない外構業者、大工戸車やレールは部品規格がメーカーごとに異なるため、経験のある外構職人が確実。
錠前が回らない・閉まらない鍵屋錠前内部の分解・清掃・交換が可能。
本体がぐらつく・外れかけている外構業者鉄工職人支持金具の交換、場合によっては溶接も
塗装がボロボロ・サビが広がる塗装職人塗膜の剥がれやサビ進行を防ぐため、下地処理+再塗装で対応可能。

依頼のポイントまとめ

区分特徴・役割向いているケース
外構・リフォーム業者=総合窓口型門扉や外構全体の構造を見て、必要に応じて鉄工・塗装・鍵など各職人を手配してくれる。大規模工事にも対応可能だが、管理費・外注費などの中間コストが発生しやすい。門まわり全体をまとめてリフォームしたい場合、または原因が複数にまたがる場合
職人に直接依頼=スピード&コスト重視型地元の職人に直接頼むことで、中間コストがかからず、判断・対応が早い。細かな要望にも柔軟に対応してもらえる。「開閉が重い」「錠前が壊れた」など、小規模な修理や部品交換に最適

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修理費用の目安

作業内容ごとの修理費用の目安を表にまとめました。ご依頼前の参考にされてください!

作業内容費用の目安作業時間
ヒンジの調整・締め直し5,000〜1万円約1時間
錠前交換2〜5万円約1〜2時間
戸車(とぐるま)の交換2〜4万円約1〜2時間
支持金具の交換・補修3〜6万円約2〜3時間
柱の補修・再建5〜10万円半日〜1日
塗装・再塗装(防錆含む)3〜8万円半日〜1日
門扉全体の交換20〜50万円1〜2日

・素材(アルミ・スチール・木製)や設置環境によって価格は変動します。
・交換パーツのメーカー純正品が入手できない場合、代替部品の加工費が加算されることもあります。

門扉修理の依頼の流れ

門扉修理は、初回問い合わせから作業完了まで4つのステップで進むのが一般的です。流れを知っておくことで、スムーズに見積り・修理を進めることができます。

STEP
問い合わせ・写真送信(初期診断)

まずは、業者や職人に症状を伝え、写真を送信します。「開かない」「閉まらない」「傾いている」などの状態を具体的に伝えると、事前におおよその修理内容や費用感を把握できます。

当社ではLINEで無料お見積りも実施しております。写真を送って頂くだけで概算お見積り致しますのでぜひご活用ください。

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STEP
現地調査(0円〜5,000円)

職人が現場を訪れて詳細な状態確認を行います。ヒンジのゆるみ、支柱の傾き、錆びや塗膜の劣化など、実際の状態を見て判断することで、より正確な見積りが出せます。

業者によって、現地調査無料だったり交通費分の料金を請求されることもあります。事前に確認しましょう!

STEP
見積り提示・部品確認

調査後、修理方法と見積り金額が提示されます。
ヒンジ・錠前・戸車などはメーカーによってサイズや規格が異なるため、必要に応じて純正部品の取り寄せや代替品の確認が行われます。

STEP
修理・交換作業

見積りに納得したら、いよいよ修理作業へ。内容によっては即日対応できるものもあります。

作業後は、開閉チェックや仕上がり確認を一緒に行いましょう。気になる点があれば、その場で調整してもらうのがおすすめです。

信頼できる業者の見極め方

門扉修理は、専門知識と技術が必要な分野です。一見どの業者でも同じように見えますが、対応の丁寧さや説明の透明性に大きな差があります。トラブルを避けるためにも、以下のポイントをチェックしましょう。

①相見積もりをとる

まずは2〜3社に見積もりを依頼して比較しましょう。
金額のほかに、作業内容・使用部品・保証の有無もあわせて確認するのがポイントです。

②明確な見積書を出してくれる

信頼できる業者は、「一式」ではなく項目ごとに金額を分けて提示してくれます。
ヒンジ交換・錠前交換・支柱補修など、具体的な作業内容が明示されているかを確認しましょう。

「材料費・工賃・出張費」を分けて説明してくれる業者は誠実です。あいまいな説明や「すぐ決めてくれたら値引きします」は注意信号です。

③「点検だけでもOK」な地域密着型業者を選ぶ

「修理前提でないと見に行けません」という業者よりも、“点検だけでもOK”と気軽に対応してくれる地域密着型の業者や職人を選びましょう。地元の職人は距離が近く、連絡も取りやすいため、小さな不具合や再調整にも柔軟に対応してくれます。

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門扉修理の事例集

※リフォーム費用は施工当時の価格です。現在とは異なる場合があります。

✔ case.1

内容外れた門扉の取付け(ヒンジ調整)
費用(総額・税込)25,000円

✔ case.2

内容門扉の塗装と戸車の調整
費用(総額・税込)88,000円

✔ case.3

内容支持金具と鍵の交換
費用(総額・税込)70,000円

よくある質問(FAQ)

修理と交換、どちらを選ぶべきですか?

基本的には、部品交換や調整で直るうちは修理がおすすめです。
ただし、20年以上経過している場合や、支柱が根元から傾いている場合は、修理しても長持ちしないため交換を検討した方が結果的に安く済むこともあります。

自分で直せる範囲はありますか?

はい。ヒンジのネジ増し締め潤滑油の注入軽度のサビ落としはDIYでも可能です。
ただし、柱の補修や溶接、電動門扉の分解は危険なのでプロに依頼しましょう。

修理を頼んだらその日のうちに直りますか?

症状が軽ければ即日修理も可能です。
ただし、交換部品の在庫がない場合は、一度現場確認を行い、後日部品が届き次第再訪する流れになります。

修理後にまた不具合が出た場合は?

信頼できる業者なら、施工保証や無料再訪対応を行っています。保証期間内であれば、再調整や軽微な補修は無償で対応してもらえるケースが多いです。

メーカーがわからなくても修理できますか?

はい。多くの職人は部品の形状や寸法から互換パーツを判断できます。
ただし、古い門扉では純正部品が廃番になっていることもあるため、写真を送って確認してもらうとスムーズです。

修理と一緒に塗装もお願いできますか?

可能です。むしろ、金属製の門扉ではサビ止め塗装を一緒に行うことで、耐久性を高め、長くきれいな状態を保つことができます。

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まとめ

門扉は、突然壊れるわけではありません。
「開きが重い」「ギィギィと音がする」「鍵が引っかかる」――こうした小さな違和感こそが、壊れる前のサインです。

初期の段階で修理すれば、数万円前後の軽作業で済むことも多いですが、
放置して支柱や金具まで傷むと、数十万円規模の交換工事が必要になることもあります。

早めにプロに相談し、原因を見極めておくことで、大切な住まいを長く安全に守ることができます。

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この記事を書いた人

元建材商社で営業・仕入れを経験し、その後LIFULL社で住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」の運営に携わってきました。業界の幅広い知識とデータ分析を活かし、暮らしに関わる情報をわかりやすくまとめて発信してます。住まいに関する疑問やお悩みを解決し、より良い暮らしをサポートすることを目指しています。

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