【完全ガイド】リフォームを“賢く安く”実現する10の具体策

キッチンやお風呂、壁紙や床の張り替えなど、家のリフォームはどれも「ちょっと直すだけでも思ったより高い…」と感じやすいもの。

しかし、実はリフォーム費用をぐっと抑えるための“正しい工夫”があります。

この記事では、「安くリフォームしたいけど、どこをどう工夫すればいいの?」という疑問に答えながら、
費用を抑える10の具体策、注意すべきポイントを徹底的に解説していきます!

この記事を読んでわかること
  • リフォーム費用が高くなる原因と、その仕組み
  • できるだけ安くリフォームするための10の具体的な方法
  • 「安いだけ」で失敗しないための注意ポイントと見極め方

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目次

なぜ「リフォームが高くなる」のか?根本原因を知ろう

「リフォームは高い」と感じる人は多いですが、実際には“理由のある高額化”が起きています。
費用の多くは、材料や職人の手間だけでなく、中間コストや設計変更、そして商品選びの偏りによって積み上がっていくものです。

ここでは、その代表的な3つの原因を解説します。

中間マージン・仲介費用

▼リフォーム工事の受注構造

リフォーム費用を押し上げる最大の要因が、「中間マージン(仲介費用)」です。
大手リフォーム会社やハウスメーカーに依頼すると、実際に現場で工事を行うのは下請けや大工さんなどの職人です

そのため、

  • 元請け会社(営業・管理)
  • 下請け業者(実施工)
  • 材料の卸・メーカー

といった複数の業者を経由し、それぞれに利益が上乗せされます。

結果として、実際に施工に使われる金額は全体の5〜6割程度ということも珍しくありません。

構造や設計の変更

リフォームで費用が増えやすいのが、構造や設備に関わる変更です。特に以下のようなケースでは、工事の手間も部材も一気に増加します。

  • キッチンや浴室など、水回りの位置を大きく変える
  • 壁を取り払って間取りを変更する
  • 給排水管・ガス管・ダクトの配管ルートを新設する

これらは単なる「見た目のリフォーム」ではなく、建物内部の構造や配管を触る大掛かりな工事。
結果として、解体・撤去・配管移設・復旧といった工程が追加され、費用は数十万円単位で上がることもあります。

設備や建材のグレード

リフォーム費用を左右するもう一つのポイントが、設備や建材の「グレード選び」です。

特にこだわりなく選ぶと、カタログやショールームで“中間グレード”を勧められることが多く、結果として予算が想定より上がってしまうケースがよくあります。

  • キッチン → 標準仕様(中級)と廉価版で 30万円以上の差
  • 床材 → 無垢フローリングと複合フローリングで ㎡単価が1.5~2倍

実は、どのメーカーにも廉価版(エントリーモデル)が存在し、デザインや機能を少し調整するだけで数万円~数十万円の差が出ることもあります。

安くリフォームするための10の具体策

前章まででお伝えしたように、リフォーム費用が高くなる背景には「中間マージン」や「構造的な工事内容」「グレードの選び方」があります。
これらを理解したうえで計画を立てれば、ムリなく品質を保ちながらコストを下げることが可能です。

ここでは、実際に多くのリフォーム現場で効果を上げている「費用を抑える10の具体策」を紹介します。
どれもすぐに実践できる内容なので、見積もり前に一度チェックしてみましょう。

①地元職人・直施工を選ぶ

一番確実にリフォーム費用を抑える方法は、地元の職人に直接依頼することです。

大手会社を経由すると営業費・管理費などの中間マージンが発生し、実際の施工費に回る金額は全体の5〜6割に減ってしまいます。

例えば10万円の工事でも、実際に職人に支払われるのは6万円前後というケースもよくあります。

職人直依頼なら中間コストが発生せず、施工内容も直接打ち合わせできるため、安く・納得のいく仕上がりを実現できます。

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②既存の壁・床・天井を活かす(上張り工法)

解体せずに上から新しい素材を張る「上張り工法」を積極的に取り入れてみましょう。

解体・撤去・廃材処分の工程を省けるため、人件費や処分費が大幅に減ります。

床の上張りはよく採用されていますが、例えば砂壁なども状態が良ければその上から壁紙を貼ることも出来て費用がかなり抑えられます。およそ20〜30%の費用削減と工期も1〜2日短縮が可能な場合が多いです。

下地が傷んでいない場合は上張り工法を選び、低コスト・短工期で空間を一新しましょう。

下地の状態が大事なので出来る出来ないの判断はプロに任せましょう!

③施工をまとめて発注、足場など一括にする

複数の工事をまとめて依頼することで、総費用を抑えられます。

工事を分けて依頼すると、出張費や管理費が都度発生するうえ、段取りの重複で時間とコストが増えます。

たとえば外壁塗装と屋根補修を同時に行えば、足場代を1回で済ませることができ、数万円〜十数万円の節約につながります。

同時施工・一括発注を意識するだけで、無駄な経費をカットし効率よくコストダウンできます。

④大きな間取り変更をしない

間取りを大きく変えず、使い方を工夫するだけでリフォーム費用を抑えられます。

壁を壊したり構造をいじると、補強や配線・ダクトの再設計が必要になり、工事費が急増します。例えばリビングとダイニングを「仕切り家具で区切る」だけでも、解体不要で快適性を高められます。

あまりにも不便という場合を除いて、大きな間取り変更をしないようにしましょう。

⑤水回りの位置・仕様を変えない

キッチンや浴室、洗面台などの水回りは「位置も仕様も変えない」ことで、リフォーム費用を大きく抑えられます。

水回りは見えないところにコストが集中します。配管・ガス管・ダクトの位置を少しでも動かすと、壁や床を開口して再接続が必要になり、その分の給排水工事費が一気に上がります。

たとえば「水栓を右から左に移動」「シンクの位置を10cmずらす」といった小さな変更でも、配管ルートをやり直すことがあります。既存のキッチンと同じサイズ・同じ位置で新しい設備を取り付けた場合、移設工事を省ける分の数万円~数十万円分が節約できます

水回りは「動かさず・揃えて替える」が鉄則。位置・サイズ・仕様をなるべく同じにするだけで無駄なコストをカットできます。

⑥メーカー・ブランドにこだわらず、仕入れコストの安い商品を選ぶ

有名ブランドにこだわらず、職人や業者が安く仕入れられるメーカーの商品を選ぶことで、リフォーム費用を効果的に下げられます。

設備や建材の価格は、性能よりもブランド力で差がつくことが多く、同等グレードでも10〜30%の価格差が生じるケースがあります。また、職人や施工業者には「普段から取引のある仕入れ元」があり、特定メーカーの商品を通常より安く入手できるルートを持っていることも少なくありません。

職人に「仕入れやすいメーカーはどこですか?」や「条件に合う仕様でもっともお得に入る商品はありますか?」と聞くだけで、同品質のまま数万円安くできる可能性があります。

設備選びは“ブランド名”ではなく“仕入れ効率”がカギ。職人や施工会社に一言「お得に仕入れできるメーカーありますか?」と聞くことで、無理せず満足度を下げずに節約できます。

⑦使える設備・建具を再利用・クリーニング活用

使える部分は交換せず再利用することで、見た目を保ちつつコストを削減できます。

扉や照明、収納などは新品交換よりも塗装やフィルム施工、金具交換やクリーニングの方が圧倒的に安く済みます。特にドアは新品に変えると100万円以上かかることが通常ですが、フィルム施工+取っ手交換で新品交換の五分の一程度に収まったりします。

「壊れていないなら活かす」が、無駄のないリフォームの基本です。

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⑧施主支給・アウトレット品の活用

ホームセンターでだいたいのものは手に入る

自分で設備や部材を用意する「施主支給」やアウトレット品を使えば、リフォーム費用を圧縮できます。

型落ち・展示品・通販商品は新品同様でも割安で手に入るため、仕入れコストを減らせます。洗面台をアウトレットで購入すれば、標準品より3〜5割安くなることも。

ただしサイズや仕様の適合は要確認。職人と相談しながら賢く取り入れましょう。

⑨補助金・助成金・減税制度を最大限に活用

国や自治体の補助制度を活用すれば、リフォーム費用の一部をまかなえます。

省エネ・耐震・バリアフリー改修などは補助金の対象になり、条件を満たせば10万〜100万円の支援を受けられます。

例:住宅省エネ2025事業では、高断熱窓リフォームで最大200万円の補助が可能。

「制度を知って申請する」だけで、自己負担を大きく減らせます。早めの情報収集がカギです。

⑩複数社から相見積もりを取得

リフォーム前には必ず2〜3社以上の相見積もりを取りましょう。同じ内容でも業者によって材料費・諸経費・職人単価が異なり金額も変わってきます。

内訳を確認し、「この費用は何の工事?」と質問するだけでも、不要な上乗せ分を削減できるケースがあります。

比較・質問・明確化を繰り返すことが、リフォーム費用のムダを省く一番の近道です。

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具体的な削減効果

ここでは、前章で紹介した「安くリフォームするための方法」を実践したときにどれくらいの金額差が出るのかを具体的にお伝えいたします。

地元職人に直接依頼した場合の費用比較

リフォーム費用の中でも大きな割合を占めるのが「中間マージン」。
ハウスメーカーやリフォーム会社を介すと、営業費・広告費・管理費などが重なり、実際に現場で施工に使われるお金は全体の5〜6割程度になることが多いです。

発注先実施工費への配分メリット
大手リフォーム会社など約50〜60%手間不要
職人へ直依頼約70〜80%コスト削減・連絡が直

仮に50万円の工事として、職人に直接依頼で約10万円前後のコスト削減が期待できます

複数の職種が関わる大規模工事では、現場管理者(元請け)が必要です(現場が混乱します!)。
一職人で完結できる工事(床・壁・扉など)なら、職人直依頼が最もコスパの良い選択肢になります。

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上張り工法にした場合の費用比較

リフォームの基本である床や壁の張り替え工事。ここで「上張り工法(既存床や壁の上に新しい素材を重ねる方法)」を選ぶと、解体・撤去・廃材処分費が不要になり、工期も短縮されます。

工法主な内容費用目安(6畳)工期目安削減効果
張り替え工法既存材を撤去し下地調整→新規施工約12〜18万円3〜4日
上張り工法既存の上に新規材を施工約8〜12万円1〜2日約30〜40%削減

上張り工法では、処分費・人件費・工期短縮の3つが同時に効くため、
1室だけでも 3〜6万円のコスト削減、全室施工なら 10万円以上安くなるケースも珍しくありません

床下や壁の腐食がある場合は上張りできないこともあります。職人に「上張りで可能かどうか」を現地確認してもらうのが確実です。

水回りの費用比較(キッチン・浴室)

水回りは「移動させる」か「現状位置で交換する」かで、費用が大きく変わります。
配管やガス・換気ダクトの再施工は、見えないところにコストが集中する代表例です。

工事内容費用目安備考
キッチン交換(位置変更なし)約60〜100万円給排水・ダクト既存利用
キッチン移設(位置変更あり)約90〜140万円配管・下地・壁補修含む
浴室交換(同サイズ・同位置)約70〜110万円ユニット交換のみ
浴室拡張・移設約120〜180万円給排水・防水工事追加

水回りの位置を変えずに同サイズ・同仕様で交換すれば、
キッチンで20〜40万円、浴室で30〜50万円程度の差が出ることもあります

「水栓の向きを変える」「シンクの左右を入れ替える」などの小変更でも、給排水管の再接続が必要になり追加費用が発生することがあります。位置と仕様を揃えることが、最も確実な節約ポイントです。

グレードダウンの費用比較

設備・建材のグレードは、リフォーム費用の中でも特に差が出やすい部分です。
ショールームで見た理想のモデルをそのまま採用すると、廉価グレードの1.5〜2倍の価格になることも。

設備カテゴリ高級グレード廉価グレード差額の目安
システムキッチン約120〜150万円約60〜70万円最大80万円
ユニットバス約130〜160万円約70〜80万円最大70〜80万円
フローリング無垢材(㎡単価1.2〜1.5万円)クッションフロア(㎡単価0.3〜0.4万円)最大50〜70%削減

実際にグレードを変更するだけで、リフォーム全体の総額を10〜20%削減できたケースも多く見られます

「廉価グレード」といっても、最近は見た目も機能も十分高品質。職人や施工会社に「この仕様で一番安く仕入れられるメーカーは?」と聞くことで、品質を保ちながらコストを抑えることが可能です。

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よくある質問(FAQ)

本当に職人に直接依頼した方が安くなるの?

はい。大手リフォーム会社を通すと、営業費や管理費などの中間マージンが上乗せされるため、実際に職人に支払われる金額は全体の5〜6割程度にとどまります。総額50万円の工事として同じ工事内容で10万円前後のコスト削減が期待できます。

どんな工事なら職人に直接頼めますか?

一人の職人で完結できる小〜中規模の工事が向いています。
たとえば、床の張り替え・壁紙の貼り替え・扉の交換・手すりの設置など。一方で、水道・電気・内装など複数の職種が関わる大規模リフォームでは、現場管理者(元請け)が必要です。

安くしたいけど、品質が心配です…

「安い=手抜き」ではありません。費用を抑えるポイントは、無駄を省くこと必要な部分だけ施工すること。上張り工法や再利用など、品質を落とさずコストを下げる方法はたくさんあります。

補助金や助成金はどうやって申請すればいいですか?

申請方法は工事内容によって異なりますが、基本的には工事前の申請が必須です。対象は、省エネ・耐震・バリアフリーなどのリフォームが中心。市区町村や国の制度をうまく組み合わせれば、10万〜100万円の補助を受けられるケースもあります。

メーカーやグレードを下げると見た目が安っぽくなりませんか?

最近の廉価グレード製品は、デザインや質感も大幅に向上しています。たとえば、フローリングやキッチンも中級モデルとの差は見た目ではほとんどわからないレベルです。むしろ、職人や施工会社に「仕入れやすくて見た目の良い商品」を相談すれば、コスパの高い選択ができます。

上張り工法はどんな家でもできるの?

多くの住宅で可能ですが、下地が腐食・劣化している場合は不可です。職人が現地を見て、上張りで問題ないか、下地補修が必要かを判断します。上張りができれば、工期短縮+20〜30%のコスト削減が見込めます。

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まとめ

リフォームは「安くする=妥協する」ことではありません。
どこを誰に頼むか・どこまで手を加えるか・どんな仕様を選ぶか——この3つを意識するだけで、費用は大きく変わります。

「古くなってきたけど、リフォームは高いから…」と諦める前に、まずは “見直す” こと から始めてみましょう!

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この記事を書いた人

元建材商社で営業・仕入れを経験し、その後LIFULL社で住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」の運営に携わってきました。業界の幅広い知識とデータ分析を活かし、暮らしに関わる情報をわかりやすくまとめて発信してます。住まいに関する疑問やお悩みを解決し、より良い暮らしをサポートすることを目指しています。

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