天井のシミをどうやって消す?自分で出来るシミ抜き方法や注意点を解説

天井に浮かぶシミ…。

「見た目が気になるから隠したい」
「コストを抑えてキレイにしたい」

今この記事を読んでいるあなたも、そんな悩みを抱えているのではないでしょうか。

そこで本記事では、初めて天井シミの対処を考えている方にもわかりやすく、自分でできるシミ消しの方法や、作業を始める前に必ず押さえておくべき注意点をまとめました。

「とりあえず見た目をキレイにしたい」という方や「再発しないように根本から解決したい」という方も、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること
  • 自分でできるシミ消しの方法
  • 自分で対応できる範囲と、業者依頼が必要なケースの違い
  • シミ補修や天井修繕にかかる費用相場

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目次

①アルカリ電解水でシミを落とす

木材や化粧板の天井には、アルカリ電解水が安心です。

漂白効果は弱いですが、表面の皮脂汚れやヤニ汚れ、軽い黒ずみを落とす洗浄力があります。木材に使っても色落ちしにくいのがメリットです。

スプレーして布で拭くだけの簡単作業。木のプリント化粧板や無垢材の天井には特におすすめで、汚れが取れると明るさが戻ります。ただし漂白効果は弱いため「色素沈着」したシミは落としにくいです

作業中は必ずビニール手袋をする

アルカリ電解水のpHは非常に高く、商品によっては素手でさわると肌荒れを起こす可能性があるため、作業中は必ずビニール手袋をするようにしましょう。

手順

STEP
シミや汚れ部分に軽くスプレーする

垂れやすいので、キッチンペーパーに含ませて軽く押し当てると安心

STEP
やわらかい布でシミ部分を「こすらず、なでるように」拭き取る

木材の場合は強くこすると表面が傷むので注意

STEP
汚れが浮いてきたら乾いた布で水分を拭き取って終了

シミが濃い場合は数回繰り返す

②漂白剤を使ったシミ抜き

クロスのシミ消しには、塩素系漂白剤を使うのが最も効果的です

黒カビや黄ばみなど、色素沈着に強い効果を発揮しますが、クロスの柄を溶かしたり、木部には使えなかったり制限が多いです。また作業中は換気が必須となります。基本的には白色の無地クロスのみに使えます

ゴム手袋、マスク、換気が必須

塩素系漂白剤はシミに対して効果が高いですが、刺激臭や塩素ガスが発生するため取り扱いには注意が必要です。

手順

STEP
漂白剤を水で10倍に薄める

漂白剤1:水9の割合

STEP
シミ部分に軽くスプレー、またはキッチンペーパーに含ませて押し当てる
STEP
5分~10分置く
STEP
水拭きで残った薬剤をしっかり拭き取り、最後に乾拭き
しみ込んだ黒ずみも落とすことが出来る

③塗装で目立たなくする

シミが強く残る場合は、塗装で隠すのが効果的です。漂白や洗浄では落とせない「染み込みシミ」でも、シーラーと塗料を使えば再発を防ぎながら見た目を改善できます。

壁紙の上から直接濡れるペンキもあり、壁紙を剥がす必要もないためかなり手軽に塗ることが出来ます。

マスク、換気が必須

塗料の揮発性成分を吸い込まないためにもマスクを着用し、乾燥を早めるためにも窓をあけて作業をしましょう。

手順

STEP
清掃

表面を乾いた布でふき取っておく

STEP
下地処理

シーラーを塗って下地強化

STEP
2時間ほど置く

シーラーが乾くのを待つ

STEP
仕上げ塗装

ハケやローラーを使い塗っていく

④クロスを貼り替える

シミが広範囲に残っている場合は、クロスの貼り替えが最も確実な方法です。

漂白や塗装では対応しきれない範囲でも、クロスを新しくすれば新品同様に見た目を一新できます。ただし天井の全面貼り替えは難易度が高く、DIY初心者には不向きです。

方法と費用

  • 部分貼替:シミの部分だけを切り取って新しいクロスを貼る。DIYでも挑戦可能。費用は数千円〜1万円程度
  • 全面貼替:業者に依頼する。費用は3万〜10万円程度。仕上がりや耐久性を重視するならおすすめ。

「範囲が広い=全面貼り替え」ではなく、まずは部分貼替で十分なケースが多いです。仕上がりを重視するなら業者依頼も検討し、自分のスキルと予算に合わせて選びましょう。

注意!シミを消す前に原因特定と修繕を

天井が落ちてくる危険性もある

天井のシミを漂白剤や塗装で隠しても、しばらくするとまた同じ場所にシミが出てきてガッカリ…。そんな経験をする人は少なくありません。なぜならシミは「結果」であり、「原因」が残っている限り再発してしまうからです。

ここでは、よくあるシミの原因と、修繕を先に行うべき理由を見ていきましょう

雨漏りが原因の場合

「消しても消してもシミが浮かんでくる」典型例が、屋根や外壁からの雨漏りです。

  • 屋根瓦の割れやズレ、外壁のヒビなどが原因
  • 放置すると木材が腐り、大規模修繕が必要になることも

👉 雨の日に天井のシミが濃くなるなら、まずは雨漏りを疑いましょう。

結露が原因の場合

冬場だけ天井や壁にシミが出る…その正体は「結露」の可能性があります。

  • 室内外の温度差で水滴が発生 → 天井裏に湿気がたまりシミになる
  • 放置すると黒カビの温床になり、健康被害の原因にも

👉 断熱材の不足や換気不足が根本原因。まずはこの改善が大切です。

配管の漏水が原因の場合

エアコンのドレン管や水道管の不具合が原因でシミになることもあります。

  • 配管の劣化や接続不良で水漏れ → 天井に染み込む
  • 放置すると見えない場所で腐食やカビが進行

👉 配管まわりのシミはDIYで直せないため、業者依頼が必須です。

細かい原因の確認方法は以下記事に書いております。ぜひ合わせてご覧ください。

天井シミの修繕・補修にかかる費用相場

天井のシミをどうにかしたいと思ったとき、一番気になるのは「どのくらい費用がかかるのか」という点ではないでしょうか。実際には、DIYで自分で対応できるケースから、業者に依頼するケース、さらに全面的なリフォームが必要になるケースまで幅広くあります。
ここでは、作業内容ごとに目安費用をわかりやすく整理しました。

対応方法費用相場具体的な作業内容向いているケース
DIY補修数千円〜1万円程度漂白剤やアルカリ電解水で拭き取り、部分塗装や小さなクロス貼替小規模なシミ、原因がすでに解消されている場合
部分的な業者補修2万〜10万円天井の一部を張替え、クロス補修、塗装仕上げ範囲が広いシミ、DIYでは難しい場合
全面的なリフォーム10万〜50万円以上天井材の全面張替え、下地修繕、断熱材の交換など雨漏りや結露被害が大きく、天井が劣化している場合

DIYは安く補修できるのが最大のメリットですが、仕上りや再発リスクが高いです。業者による補修は安心感があり、根本解決まで対応出来ますが、どうしても費用はかさみます。

ご自宅の状況によって最適な選択をされてみて下さい!

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当社施工事例

依頼前の参考にされてください。

工事内容外壁の一部防水工事とトイレ天井の板張り替え工事
税込総額90,000円(税込)

内容雨漏りの原因である屋根板金の交換工事
税込総額220,000円(税込)

工事内容雨漏りの原因であるスレート屋根葺き替え工事
税込総額500,000円(税込)

天井のシミに関するよくある質問(FAQ)

天井のシミは放置しても大丈夫ですか?

放置するとカビや木材の腐食が進み、健康被害や修理費の高額化につながります。早めの対処がおすすめです。

賃貸マンションの場合はどう対応すべき?

自分で勝手に補修するとトラブルになる可能性があります。まずは管理会社や大家に連絡しましょう。

DIYで失敗したときはどうすれば?

クロスの色ムラや塗装のはがれは自分で直しにくいので、部分補修や貼り替えを業者に依頼するとスムーズです。

シミの原因がわからないときは?

雨漏り・結露・配管漏水など原因はさまざま。自分で判断が難しい場合は専門業者に調査を依頼しましょう。

漂白剤や塗料の臭いが心配です。安全に作業できますか?

ゴム手袋・マスク・換気を徹底すれば安全に作業できます。小さなお子さんや高齢者がいる場合は作業時間を短くするか業者依頼がおすすめです。

部分的にクロスを貼り替えても違和感は出ない?

既存のクロスと新しいクロスで色味が多少違うことがあります。気になる場合は、天井全体の貼り替えを検討しましょう。

近くで天井シミの補修を頼める業者はどう探せばいい?

大手リフォーム会社でも対応可能ですが、地元の職人さんに直接依頼できるとスピーディーでコストも抑えられます。

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お家のお困りごとは、日々のお困り解決隊リペルンにお任せ下さい!

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この記事を書いた人

元建材商社で営業・仕入れを経験し、その後LIFULL社で住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」の運営に携わってきました。業界の幅広い知識とデータ分析を活かし、暮らしに関わる情報をわかりやすくまとめて発信してます。住まいに関する疑問やお悩みを解決し、より良い暮らしをサポートすることを目指しています。

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