「フローリングの傷みどんどん悪化してる気が…」
最初は「まぁいっか」と思っていたのに、気づけば症状が広がっていた——そんな経験はありませんか?
実は、フローリングの傷みは放っておくほど悪化しやすく、補修費用もどんどん高くなってしまう傾向にあります。
でも安心してください。
この記事では、フローリングのあらゆるトラブルを、自分で手軽に直す方法をわかりやすく解説しています。
住まいの修理に携わってきた当社だからこそお伝えできる、できるだけ簡単に・安く済ませるDIY補修テクニックだけを厳選しました。
状況によって業者への依頼を勧めることもありますが、業者に依頼する際の費用相場も合わせてお伝えいたします。
この記事を読めば、ご自宅の床の状態に合ったベストな対処法がきっと見つかるはずです。
- 自宅の状況に合わせたフローリング補修方法がわかる
- 補修に必要な道具や費用の目安がわかる
- 業者に頼んだ場合の費用相場がわかる
専門オペレーターが丁寧に対応
まずは確認!フローリングの傷みにはどんな種類がある?

フローリングの痛みとひと口に言っても、その症状はいくつかあります。
中でも、「擦り傷・へこみ・剥がれ・床鳴り・床の沈み」の5つが代表的な症状です。
ここではそれぞれの特徴と原因を丁寧に解説し、あなたの床に今どんな問題が起きているのかを見極める手助けをします。
① 表面の擦り傷

床表面にできる浅い傷は、最もよく見られるトラブルのひとつです。見た目の印象を悪くするだけでなく、放置すると汚れがたまりやすくなり、劣化が進行する原因になります。
このような擦り傷は、椅子や家具の移動、ペットの爪など、日常のちょっとした動作が積み重なることによって発生します。
初期段階であれば、補修ペンやワックスなどで比較的簡単に補修可能です(やり方は後述)。早めの対処で、美観と床の寿命を守りましょう。
② 表面のへこみ

床に出来たへこみも、よく見られるトラブルの一つです。見た目の違和感だけでなく、放置すると剥がれの原因にもなりかねません。
このようなへこみは、重たいものによる圧力が長期間かかり続けたり、重たいものを落とした時に出来ます。特に無垢フローリング材や柔らかい合板はへこみやすく、どんなに気を付けていてもへこむことがあります。
軽度な表面のへこみであれば、スチームアイロンの熱と水分で木材をふくらませて補修する方法が有効です(やり方は後述)。また、補修用パテやワックスで埋める手段もあります。
③ 床の剥がれ・表面の浮き

フローリングの一部が「ペラッ」と浮いてきたり、端がめくれている状態は「剥がれ」や「浮き」に該当します。見た目が悪いだけでなく、足を引っかけてしまう危険もあります。
このような現象は、経年劣化による接着力の低下や、湿気による素材の膨張が主な原因です。特に合板フローリングでは、表面材と下地材の間に隙間ができやすくなります。
たとえば梅雨時期や冬場の結露が発生する場所では、剥がれの進行が早くなる傾向があります。
浮きが軽度なら接着剤での補修や浮いた場所をカットしてシールを張るなどで対処可能ですが(やり方は後述)、下地まで劣化している場合は張り替えも検討が必要です。
④ 床鳴り

歩くたびに「ギシッ」「ミシッ」と音が鳴る床鳴りは、精神的なストレスを感じやすいトラブルです。音の出どころがわかりにくいため、放置されやすい点も注意が必要です。
床鳴りの主な原因は、床材の摩耗や乾燥による収縮、もしくは下地(根太や合板)との接合部の緩みです。床材がこすれ合ったり、釘がわずかに浮いて音が出ている場合もあります。築年数の浅いお家でも発生することもあり、また冬に乾燥しやすい木造住宅ではよく発生します。
音が出ている隙間に専用の補修材を注入したり(やり方は後述)、ビス止めで固定する方法もあります。構造が関係する場合は、専門業者に相談するのも手です。
⑤ 床の沈み
「足元がふわふわする」「歩くと沈む感じがする」などの場合、それは床材の劣化が深刻化しているサインです。
原因は、床下の湿気・シロアリ被害・構造体の老朽化など、表面では見えない場所にあることがほとんどです。特に水回りや窓際など、湿気が溜まりやすい場所で多く発生します。
このレベルになると自身での対応が難しく、業者への相談が必要です。補修か全面改修かを見極めるためにも、早めの判断が重要です。
【症状別】フローリングを自分で修理する方法
フローリングの傷みにはさまざまな種類があり、それぞれに適した補修方法があります。
間違った対応をしてしまうと、余計に目立ったり、床材を傷めてしまうこともあるため注意が必要です。
ここでは、代表的な症状に対して「自分でできる修理方法」を、住宅修理のプロがわかりやすくご紹介します。
できるだけ簡単・安価にできる方法を中心に解説しているので、初心者でも安心して取り組めます。
① 表面の擦り傷 修理方法
このタイプの傷の多くは、家具や椅子の脚、ペットの爪、掃除中のひっかき傷など、生活の中の摩擦で発生します。幸い、表面だけの軽度なものであれば、補修クレヨンを使い自分で簡単に修理できます。

▼使用した補修クレヨンはこちら
▼必要なもの
・補修クレヨン
・ヘラ(補修クレヨンに内包されていることも)
・乾いた布
具体的には、以下のような流れで補修します:
《修理手順》

▼作業時間
およそ15分から30分程度。
はじめこそクレヨンをどの程度柔らかくすれば傷に入りやすいのか少し試行錯誤が要りますが、そんなに難しくないので安心してトライしてみてください!
② 表面のへこみ 修理方法
フローリング表面にできた軽度なへこみは、木の繊維が押しつぶされた状態であるため、スチームアイロンでもとに戻すことが出来るかもしれません。

▼必要なもの
・アイロン
・タオルまたは雑巾
・水を入れたコップ
具体的には、以下のような流れで補修します:
《修理手順》

▼作業時間
30分程度
アイロンをお持ちであればスグに試せる補修方法です。小さなへこみならほとんど目立たないようになります。木の自然回復力に驚くこと間違いなしです!
③ 床の剥がれ・表面の浮き 修理方法
フローリングの表面がペラッとめくれてきたり、足を乗せたときに浮いている感触がある場合、それは「剥がれ」や「浮き」が起きている状態です。つまずきの原因にもなるため、早めの対処が必要です。
補修方法はいたってシンプルです。浮いている部分をいったん持ち上げ、接着剤を塗布したうえでしっかりと圧着するだけです。

▼必要なもの
・接着剤(木工ボンドなどでOK)
・タオルまたは雑巾
具体的には、以下のような流れで補修します:
《修理手順》

▼作業時間
15分程度
④ 床鳴り 修理方法
床鳴りは音によって原因がある程度推測出来ます。詳しくはこちらの記事を参考にして頂くとして
「ピキッ」「キシッ」という高い音であれば、自身で修理できる可能性があります。
▼使用する補修液はこちら
▼必要なもの
・床鳴り補修液
・タオルまたは雑巾
具体的には、以下のような流れで補修します:
《修理手順》
▼作業時間
15分程度
張替えが必要なケースとDIYでできる限界

傷や不具合があまりにも広範囲に及んでいたり、踏んだときに大きく沈む・床下がふわふわしているといった場合は、補修では対応しきれず「張替え」が必要になる可能性があります。
DIYでの対応は”表面の一部分の修理”が限界です。周囲と素材や色を合わせるのが難しく、施工にも技術と道具が必要です。
ご自身で上手くできなかった場合でも職人さんに依頼してみるとあっという間に修理してくれます。ぜひ一度ご相談されてみてください。
専門オペレーターが丁寧に対応
職人さんに依頼したときの費用相場と内訳

症状・工事内容 | 費用相場 |
---|---|
表面の擦り傷の補修(軽度の傷) | 10,000円〜20,000円程度 |
表面のへこみの補修(軽度のへこみ) | 15,000円〜30,000円程度 |
剥がれ・浮きの補修(軽度の剥がれ) | 18,000円〜35,000円程度 |
床鳴りの補修(表面の床鳴り) | 20,000円〜40,000円程度 |
部分張替え | 25,000円〜60,000円程度 |
床全面の張替え(6畳) | 100,000円〜200,000円程度 |
床下構造の補強(根太・下地) | 50,000円〜250,000円程度 |
※価格はあくまで一般的な目安であり、地域・床材・施工内容によって上下します。
※クッションフロア・無垢材・複合フローリングなど、素材ごとに工賃が変動する場合があります。
信頼できる業者選びのコツ
「結局どの業者にお願いすればいいのか分からない…」
価格だけで選ぶと失敗することもあるため、信頼できる業者かどうかを見極めるポイントを知っておくことが大切です。ここでは、後悔しないための業者選びのコツを2つに分けて解説します。
①複数見積もりで工法・費用比較を

1社だけで決めず、必ず複数の業者から見積もりを取って比較することが基本です。
業者によって提案される工法や材料、費用の考え方が異なるため、比較することで自宅に本当に合った内容を選べるようになります。また、金額だけでなく、説明の丁寧さ・対応のスピードも比較対象になります。
最初から1社に絞らず、2〜3社に見積もりを依頼し、提案内容や説明の違いを見比べることが失敗しない第一歩です。
②「安すぎる業者」に注意する

相場より極端に安い業者には、注意が必要です。
「工事後に追加費用が発生した」「安い材料を使われてすぐに傷んだ」など、最初の安さで選んだ結果、後からトラブルになるケースもあります。また、説明が不十分なまま契約を急がせる業者も要注意です。
「10万円以下でできます!」と安さをアピールする業者に依頼した結果、
- 実際はフローリング材のグレードが非常に低かった
- 下地補修費が別途かかって、結局20万円以上に
といったトラブルが少なくありません。
「安い=お得」とは限りません。きちんと説明してくれて、価格に見合う内容かを確認する姿勢が大切です。
職人直派遣 日々のお困り解決隊 リペルン

日々のお困り解決隊「リペルン」では、床修理の実績が豊富な全国の職人さんとの出会いをお手伝いしています。ご紹介はすべて無料でご利用いただけるため、初めての方でも安心です。
私たちはただのマッチングサービスではありません。
代表自らが現場に足を運び、施工を見て「この人なら任せられる」と思った大工さんと提携しているため、信頼できるネットワークが強みです。
「初めての業者に頼むのはちょっと不安…」
「料金や対応がきちんとしているか気になる…」
そんなお悩みをお持ちの方こそ、ぜひ一度リペルンにご相談ください。
あなたの不安を、信頼と実績でしっかり解消いたします。
床修理の事例紹介
※リフォーム費用は施工当時の価格です。現在とは異なる場合があります。
✔ case.1

リフォーム内容 | 床鳴りの原因箇所特定と薬液注入 |
---|---|
リフォーム費用(総額・税込) | 33,000円 |
✔ case.2

リフォーム内容 | 既存床解体と下地補強工事、クッションフロア施工 |
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リフォーム費用(総額・税込) | 155,000円 |
✔ case.3

リフォーム内容 | 下地一部補強と張り替え(重ね張り) |
---|---|
リフォーム費用(総額・税込) | 250,000円 |
✔ case.4

内容 | 建具とフローリング交換 |
---|---|
工期 | 5日間 |
費用(総額・税込) | 450,000円 |
専門オペレーターが丁寧に対応
よくあるご質問
- フローリングの色に合う補修材が見つかりません。どうすればいい?
-
補修材は「色合わせ」が重要です。メーカーによって色味が異なるため、心配な場合は「補修用色見本付きキット」を選ぶと安心です。また、木目調の床には“複数色を混ぜて使える補修ペン”や“透明タイプのワックス”を選ぶと自然に仕上がります。
- スチームアイロン補修ってどんな床でも使えるの?
-
無垢材や天然木のフローリングであれば効果的ですが、合板フローリングやクッションフロアなどには使えません。素材によっては逆に表面がはがれたり変色する恐れがあるため、施工前に材質を確認しましょう。
- 補修したところが逆に目立ってしまいました…。やり直せる?
-
多くの補修材はやり直し可能です。補修ペンやワックスはアルコールでふき取ることでリセットできます。ただし、削ったり着色した部分は元に戻せないので、まずは目立たない場所で試してから施工するのがおすすめです。
- どこまでが自分で直せる範囲?見極め方は?
-
目安として「表面だけの浅い傷・小さなへこみ・軽い剥がれ」はDIY可能です。一方で、歩くと沈む・床が浮いている・何度も同じところが傷むといった症状は、床下や構造に問題がある可能性が高いため、プロに見てもらうべきサインです。
- 補修に失敗したらどうなる?最悪どこまで広がる?
-
見た目が悪くなるだけでなく、隙間から湿気やゴミが入り込むことで、逆に劣化を早めてしまうこともあります。無理に削ったり塗りすぎたりせず、違和感があればすぐやめてやり直す、もしくは業者に相談するのが安全です。
まとめ

フローリングの擦り傷やへこみ、床鳴りなど、日常で気になる床のトラブルの多くは、安価な道具と少しの知識があれば自分でも修理できます。この記事で紹介した方法を参考に、まずは簡単なDIYから取り組んでみてください。
ただし、床が沈む・大きく剥がれている・カビや腐食が進んでいるといったケースでは、無理をせずプロに相談するのが安心です。
住まいの快適さは、足元から。放置しがちな床のトラブルを、今日から少しずつ解決していきましょう!
専門オペレーターが丁寧に対応
床修理は、日々のお困り解決隊リペルンにお任せ下さい!

日々のお困り解決隊「リペルン」では、床修理の実績が豊富な全国の大工さん・職人さんとの出会いをお手伝いしています。ご紹介はすべて無料でご利用いただけるため、初めての方でも安心です。
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代表自らが現場に足を運び、施工を見て「この人なら任せられる」と思った大工さんと提携しているため、信頼できるネットワークが強みです。
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そんなお悩みをお持ちの方こそ、ぜひ一度リペルンにご相談ください。
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